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初めてクラシック音楽を聴く入門シリーズ!民族音楽を極めた大作曲家たちvol.20

      2016/06/02

ぱんぱかぱーん!

初心者向けつまみ食い式クラシック音楽入門シリーズ!
ついに記念すべき第20回を迎えました!

クラシック音楽なんてさっぱり分からん!という初心者さんが聴きやすいよう、
名曲の美味しい部分だけをピックアップしてご紹介しています。

要は、美味しいとこだけつまみ食いするんです(笑)

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「おっ美味しいじゃん」となれば、もっと食べるんですね。
初めてクラシックを聴く人でも、もっと聴いてみよう!となる訳です。

名付けて、「つまみ食い式クラシック音楽入門!」

2dd25725-s引用http://goo.gl/w2K6Ku

さて記念すべき第20回は、
ヨーロッパの民族音楽を極限まで追求した天才作曲家を3名ご紹介。


先ずはこの曲で、高らかにお祝いです!
かっこいーですよーっ!!

祝典的な1曲目は

ヤナーチェク作曲/「シンフォニエッタ」より第5楽章


引用:Janáček – ‘Sinfonietta’ final movement/RupertJones/https://www.youtube.com/watch?v=d5QBSMjdIFI

演奏時間8分強。

チェコスロバキアが生んだ異色の作曲家ヤナーチェク。

彼の代表作であるシンフォニエッタは今日、
吹奏楽コンクールの自由曲でも
取り上げられる難曲となっています。


オーケストラとは別働隊のバンダが、
ずらりと横一列に並ぶ様はまさに壮観。

バンダを使う名曲として有名な「ローマの松」などに比べても、
その必要人数はなんと13名

トランペット9名・バストランペット2名・テナーチューバ2名
といった壮観さ。

c0077697_23381552引用http://goo.gl/q4MhXO

これだけのバンダを要求する管弦楽曲は
他には見当たりません。

曲の冒頭のファンファーレと、
終楽章で再度登場するファンファーレは
聴く者を釘付けにするほど魅力的でカッコいい!!


ところで皆さん、
バストランペットって何?と思いませんでしたか?

melton_basstrumpet引用http://goo.gl/jSLGcZ

形はトランペットをそのまま縦横に大きくしたような形状で、
実際に演奏するのはトロンボーン奏者が担当します。

テナーチューバ
これも初めて聞くと思います。

miratenor01引用http://goo.gl/qww67C

あのバカでかいチューバを
赤ちゃんをだっこするくらいに小さくした楽器で、

名前はチューバだけどホルン奏者が演奏担当します。


このように正規のオーケストラ団員の他に、
大勢のエキストラ(臨時団員)を必要とするため、

プログラムにシンフォニエッタを組む場合には、
事前の準備を周到にする必要があるのです。


エキストラへの謝礼も13人では多額な出費になりますし、
オーケストラ事務局としてはなかなか大変です^^


バルトーク作曲/「管弦楽のための協奏曲」より第5楽章


引用:管弦楽のための協奏曲 Sz. 116 第5楽章/名曲クラシック&ジャズ/https://www.youtube.com/watch?v=9uCQiMA5HeI

ハンガリーが生んだ民族音楽の祖であり、
彼の代表作である「管弦楽のための協奏曲」は、

祖国の民族音楽が随所に聴き取れる
郷愁を漂わせるに充分な名曲です。


以前に某有名な評論家が、
「20世紀を代表する作曲家を3人あげるなら、
バルトークとストラヴィンスキー、武満だ」と

断言していたのが今でも記憶に新しい。

78引用http://goo.gl/YFPTeK

他にも大天才とも賞賛される作曲家が存在する中での、この3名。
それほどの天才性を宿した作曲家なんですね。

またバルトークは作曲家としてだけではなく、
学問としての民族音楽を 徹底的に追求していった事でも有名です。

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祖国のみならず、
東ヨーロッパ全域まで足を伸ばしながら、
民族音楽を掘り出していった

その地道な研究活動にもまさしく敬服する他はありません。


コダーイ作曲/「ハーリヤーノシュ」


引用:【吹奏楽】組曲『ハーリ・ヤーノシュ』より IV・V・VI (Z.コダーイ)/attakaboaz/https://www.youtube.com/watch?v=HJZpIaKcNkE

ハンガリー出身の民俗学者であり作曲家であるコダーイ。
上述のバルトークとは盟友であり、
ハンガリーの民族音楽を教えたと言われています。

コダーイと言えば、
即座にハーリヤーノシュと即答できるほどの代表作で、

特に注目すべきは、ハンガリーの民族楽器である「ツィンバロン」

20100531_795848引用http://goo.gl/9G1m17

ピアノを一回り小さくしたような大きさで、
一見すると
チェンバロというピアノが登場する以前の楽器に似ています。

でも、演奏の方法が非常にユニークでおもしろく、
2本のしゃもじみたいな棒を手に持って、
ツインバロンの弦を叩くんです。

SC3-1024x682引用http://goo.gl/lzwNfX

私が所属するオーケストラでこの曲を演奏した折に、
はじめてツィンバロンの音色を生で聴きました。

チェンバロも同じく弦をはじいて音を出す構造ですが、
それとは全然違う、

なんとも哀愁と郷愁に満ち溢れた悲しげな音色を
醸し出してくれるのです。


「あー、これがハンガリーの民謡なんだ」と、
その時にはとても心の中にすーーっと入ってきたのでした。

国は違っても、我が故郷を想ういとしい愛情は万国共通なんですね。

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