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クラシック初心者向け名曲ブログ!切なくて淋しいピアノ曲ならvol.5

      2021/11/26

さて今回で5回目を数えるクラシック音楽おすすめ名曲ブログ。

今回は、美しいけど少し切ない寂しげなピアノ名曲をご紹介します^^


クラシックの場合、ざっくりした説明くらいは必要と思うものの、なんだかんだと小難しい単語をたくさん並べた文学的で哲学的な解説って何だかよく分かりませんよね。

そんな難しい説明の影響で「クラシック音楽は難しい!」となってしまうものと思います。

とっても残念なことです。

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クラシック音楽の愛好家には、正直なところ頭でっかちでマニアックな人、以外に多いですからね。。

ひょっとして私もその一人かな?(笑)

いやいや、とにかく気楽に行きましょう^^


おすすめピアノ曲・寂しい一曲目は

リスト作曲/『ため息』3つの演奏会用練習曲より



演奏時間6分ほど。

まさにため息が出るほどに美しい曲です。

美しさの中にも、何とはなしに寂しい切なさが漂う雰囲気。

・・と言うか、本当は名曲についてのつまらない解説など要らないんですね。


なんでこんな曲が作曲できたんだというため息。

あまりにもキレイすぎるというため息。


なんでそんなに、ヒャラヒャラ指が動くんだというため息(笑)


リストのピアノ曲は、難曲中の難曲と言われるほど、最高のテクニックを必要とされる難曲が多いです。

リストのピアノ曲は、最高のテクニックを必要とされます
たとえば「超絶技巧練習曲」

練習曲なのに超絶なテクニックなの?って感じですね(笑)。


さて、クラシックピアノ界の大御所の一人であるフジコ・ヘミング

彼女こそは、知る人ぞ知る大ピアニストですよ。


その激動の生き様からほとばしり出る、激しくも美しい音が、彼女の最高の持ち味だと思います。


若き日のフジコ・ヘミング氏は、輝かしい将来を大いに期待された逸材だったにもかかわらず、度重なる不遇な人生に翻弄され続けます。

フジコヘミングは数々の苦境を乗り越えて名声を獲得した
そんなフジコ・ヘミング氏が、クラシック音楽界で日の目を見るようになってきたのは、かなり後々になってからです。

それまでは才能あふれる名ピアニストであるにもかかわらず、幾多の苦渋を味わい続ける人生を歩んでいます。


そんな彼女でしか演奏できない「音」が絶対にあるのですね。

だからこそ、音楽は素晴らしいのです。

それを聴いて楽しむときに、初心者であろうが音楽評論家であろうが、そんな事は全く関係ありません。


おすすめの寂しい2曲目は

ショパン作曲/『遺作』ノクターン嬰ハ短調



演奏時間は4分程度。

こんなに深く悲しすぎる名曲もめずらしいほど、深い音楽です。

それはまるで、ショパンが音にしたためた遺書の如し


今まさに聴きながらこれを書いていますが、もう次第に書く気力が萎えてきたというか・・

「遺作」は、あまりにも淋し過ぎます。こんなに切ないピアノ曲はクラシックでも珍しい。。。

聴いているうちに、本当に心底から虚しさでいっぱいになってしまう。

ショパンの遺作ほど切なすぎるピアノ曲はありません。
何だか全身がグッタリしてくる虚脱感というか。。

音が創り出す無力感と言おうか、とにかく音楽を奏でるだけで、これほどまでに気だるく(けだるく)なるものかと、ある意味驚きでもあります。


ショパンと言えば、英雄ポロネーズ幻想即興曲そして子犬のワルツ。。

とにかくピアノがジャンジャン鳴りまくる、派手派手なピアノ曲と言うイメージが強いんですね。


両指がパラパラと、なんであんなに動くの?みたいな技巧的な曲が多く見られます。

見ていても「すげーな」以外に言葉が見つからないような、そんなピアノ曲ですね。


だから、こんなにしっとりと淋しげなピアノ曲があるなんて、あまりピンと来ないのが正直なところ。

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でもショパンにだって、そんなさみしい名曲ももちろんあるわけです。。

何と言ってもピアノの詩人と賞賛された天才ですからね。

それにしても、本当にこころからさみしい曲です。


さて気を取り直して、寂しい3曲目

シューマン作曲/『トロイメライ』子供の情景より



わずか2分間の演奏時間。その中には、大作曲家シューマンのすべてが凝縮されている。

常々わたしはそう感じます。

やさしい音の動きも、極めてゆったりした流れでとても穏やかです。


「もういいんだよ」

「すべては終わったんだよ」

シューマンのそんなつぶやきが聴こえてきそうな幻想と言うか。。

そんな寂しげな印象を受けます。


「遺作」の次なる紹介なので、悩みに悩んだ末に決めたドイツロマン派の名曲「トロイメライ」。

果てしなく続く永遠、とでも言おうか・・


とても穏やかで、ゆったりと心が癒される時間が流れます。

癒しとはこう言う事なのかと、胸を撫で下ろすような感覚です。

シューマン作曲のトロイメライは、ロマン派の名曲です
ちなみに、心が心底いやされる名曲なら、こちらの3曲もまさに絶品ですよ!
本当に美しい音の流れに癒されます。
  ↓  ↓  ↓
≪心を癒したい時に聴きたい心和む名曲なら。疲れた時のクラシック音楽入門≫


あっ、そう言えば、難しい解説がクラシック音楽を遠ざける諸悪の根源でしたね。。今回はこの辺にしましょう^^

この初心者向きクラシック名曲シリーズは、演奏時間が短い曲を選りすぐって3曲ずつご紹介しています。

貴方もクラシック通になれる!おすすめ名曲はこちらにズラリ!
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これからもどんどん続きますよー!

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