熱中症の後遺症はどんな症状が現れるのか?回復までの期間は
2022/08/08
令和4年、今年は短い梅雨を経ていよいよ猛暑酷暑の季節です。
各地でゲリラ豪雨の災害も発生しており、油断できない天候が続いています。
うだるような猛暑での外出や、直射日光をガンガン浴びながらの作業・スポーツ活動は著しく体力を消耗します。
すでに今年もニュースや天気予報等で『危険な暑さ』と表現されるほどの猛烈な酷暑が続いています。
「うだるような猛暑」を超えた【命に関わる危険な暑さ】の中で、誰もが気を付けなくてはいけないのがご存知【熱中症】です。
この熱中症、油断は絶対に禁物!
「気が付いたら熱中症になってしまった」では、遅すぎます。
しかしながら、「自己管理していたのに熱中症になってしまい、後遺症も残ってしまった」という方もおられるでしょう。
そこで今回は、「熱中症の後遺症になった場合には、一体どのような症状が現われるのか?」
また、「後遺症の症状が回復するには、どれくらいかかるのか」について徹底検証しました。
予備知識を事前に持っておけば、緊急時にも素早く対応が出来るものです。
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熱中症の後遺症はこんな症状
後遺症の症状としては、頭痛・耳鳴り・食欲不振・関節痛・筋肉痛・身体がだるいなどといった症状が起こってくる場合があります。
期間としては、熱中症の症状回復後から大体約1ヵ月程度と言われています。
期間としては、熱中症の症状回復後から大体約1ヵ月程度と言われています。
しかし、意識がなくなるといった重度の熱中症になってしまった場合は深刻です。
その後遺症は、もっと危険でダメ―ジも相当大きくなります。
もしも肝機能障害や意識障害などの症状まで陥って(おちいって)しまうと、身体の中の組織の一部がほぼ完全に壊されてしまう状態となる可能性があるのです。
後遺症の期間としては、最悪の場合一生後遺症が残ってしまうケースも見受けられ、そこまで深刻でなくても、完治までに一年以上かかったという症例もあるようです。
「たかが熱中症」などと、軽く見てはいけません。
熱中症を発症するメカニズムはこうなっています↓
著しい酷暑に身体をさらす事によって、体内の正常だったバランスが崩れてしまうのが熱中症です。
熱中症の症状を解消するためには、身体の機能を正常に回復させる必要があります。
そうするとどうしても、【目に見えない身体の内部の回復をも考慮しなければならない】との事になります。
これは、予想以上に時間がかかります。
吐き気やけいれんなど、『熱中症では?!』という症状は、その後に一見して回復したように自覚出来たとしても、ダメージを受けた身体の中の機能は、そうすぐには回復しません。
ちなみに熱中症になると、フワフワしたりしてバランス感覚がちょっと鈍くなります。
夏の暑さの中で少しでも『体調がおかしいな』と感じた場合には、直ちに涼しい場所へ移動⇒水分・塩分を補給⇒冷たいタオル・氷などで【首元】【わきの間】【足の付け根付近】を冷やしてあげましょう。
市販されているスポーツドリンクは、水分と一緒に塩分など電解質も補給できるのでおすすめです!
そして、焦らずにゆっくりじっくり身体を休ませながら、症状が治まるのを待ちましょう。
市販されているスポーツドリンクは、水分と一緒に塩分など電解質も補給できるのでおすすめです!
そして、焦らずにゆっくりじっくり身体を休ませながら、症状が治まるのを待ちましょう。
さらに最も大切なことは、「それでも体調がおかしい」と感じたならば、迷うことなく直ちに病院へ行って医師の診察を受けるようにしましょう。
これは、熱中症を後遺症までこじらせないために最も大事なことなのです!
もしも近くに熱中症で重症度の高い可能性がある人がいた場合、救急車の出動を要請しなければいけない具体的な症状は、下記の3つです。
【重症度が高い具体的症状】
- 意識がはっきりしない
- 自分で水分を飲めない
- 身体を休めても症状が改善しない
そもそも熱中症とは?
熱中症は、炎天下の外や室温が高い室内などに長時間滞在した場合、発症する可能性が高くなります。熱中症とは『暑い熱環境により身体の機能が適応できず、様々な障害が起こる状態』を言います。
最近では、年々暑さが厳しくなってきているので、「昔は大丈夫だったから」などと言う油断は絶対に禁物です。
特にここ数年間の夏場は、連日【命に関わる危険な暑さ】と報道されているとおり、毎日のように数名の方が熱中症によって命を落とされてしまうとの報道が続きました。
外出だけではなく、暑い部屋の中にじっとしている場合でも、熱中症になるリスクは高いのです。
昨年は、エアコンが設置されていない部屋に閉じこもっていた高齢者の方が死亡に至ってしまう痛ましいニュースが何度もありました。
何かに夢中になりやすい人も、要注意!
『気が付いたら身体がしびれて倒れてしまった・・』と言う事にならないよう、充分に気をつけましょう。
昨年は、エアコンが設置されていない部屋に閉じこもっていた高齢者の方が死亡に至ってしまう痛ましいニュースが何度もありました。
何かに夢中になりやすい人も、要注意!
『気が付いたら身体がしびれて倒れてしまった・・』と言う事にならないよう、充分に気をつけましょう。
ちなみに、気温の暑さによって大量の汗をかくと、体内から水分や塩分がどんどん出ていってしまい脱水症状になります。
そうすると、身体の中に元々あった水分や塩分バランスが崩れてしまいます。
すると、身体の安定した機能を司っている【自律神経】に支障が出てしまい本来なら正常に働くはずの機能が正常ではなくなってしまうのです。
例えば、体温の調整が効かなくなって、どんどん体温が高温になってしまったり。
暑さに身体自体が適応出来なくなると、体調にみるみる変化が起こってしまうのです。
めまいやけいれん・手足のしびれ等々、熱中症の症状は本当に怖いのです。
しかも、意識が無くなってしまうような重度の熱中症になってしまうと、その後遺症の症状が怖いのです。
熱中症対策は万全にしっかりしよう!
やはり何と言っても、熱中症を重症化させないためには、事前の対策をしっかりとすることが何よりも大切です!【基本的な6つの対策を実践しよう!】
- 水分・塩分をこまめに補給しよう
- 涼しい場所で身体を休めよう
- 冷たいタオル等で身体を冷やそう
- 気温や室温をチェックしよう
- 通気性の良い服装にしよう
- 睡眠をしっかりとろう
熱中症の症状が回復したからと言っても、無理をしてはダメです!
症状が回復した後しばらくの期間は、「身体の内部では、まだ安静が必要なんだな」と言う事を、きちんと意識しながら生活をおくるように心掛けましょう。
たとえば、熱中症で頭痛などを発症した後に身体を安静にしていないと、これくらい症状が長引いてしまう可能性があるのです。
いずれにしても、絶対に無理をしてはいけません。これは鉄則です。
【まとめ】熱中症が後遺症になるまで長引かせないために
熱中症になってしまった場合には、その症状の回復だけではなく、身体の機能が正常になるまで慎重に対処する必要があります。
とにもかくにも涼しい場所で安静に!水分・塩分をとる!
熱中症の可能性がある場合、先ずはこれが最優先です。
それでも身体の不調が治まらないような場合は、迷うことなく直ちに医療機関で医師の診察を受けて下さい。
熱中症の可能性がある場合、先ずはこれが最優先です。
それでも身体の不調が治まらないような場合は、迷うことなく直ちに医療機関で医師の診察を受けて下さい。
熱中症は、症状をこじらせてしまうと、どんどん身体のバランスを崩してしまいます。
熱中症を甘く見ないで、しっかりと事前の熱中症対策を行い、熱中症の後遺症が発症しないようにしたいものですね。
令和4年の夏、しっかりと自己管理をしながら厳しい夏を乗り越えたいものですね。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました^^