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神棚のお供え配置その基本形はこれ!正しい並べ方を知ろう

      2023/12/04

早いもので、令和5年も残すところ僅かとなってきましたね。

さていきなりですが、皆さんのご自宅には【神棚】がおまつりしてありますでしょうか? 

いわゆる、『神さま棚』ですね。

神棚に飾るお水やお米など、お供え物の正しい配置は何となく知っていそうで、結構あいまいに済ませている方も少なくありません。

「大体こんな感じかなぁ」みたいに、ついつい置き方が疎か(おろそか)になっていませんか?


そこで今回は、『神棚のお供えの正しい配置・置き方』そしてお正月の定番『鏡餅の飾り方について』徹底リサーチしました。

画像を見ながら、お話ししていきましょう。

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【神棚のお供えの配置】基本はこうです!

神棚のお供えの配置は
  • 中央に「お米」
  • 向かって右に「お塩」
  • 向かって左に「お水」
これが、基本的な配置です。

神様にとって、【お米】【お塩】【お水】の3つは大変重要なお供え物です。

神棚のお札(神様)に一番近い場所(中央)にもっとも大切な「お米」を置き、次に大事な「お塩」は右に、なくてはならない「お水」を左に置くわけです。

それぞれ3つのお供え物は、基本的には毎朝お供えし、夕方・夜にはお下げするのが最も望ましいです。
私たちが毎日食事を取るように、神様も同じようにお供え物を頂くのです。

ですが実際には、「毎日交換するのはムリ」という方も少なくないと思います。

そんな場合は、たとえば毎週○曜日に決めたり、毎月1日と15日に交換するお神酒と一緒に交換するなど、皆さんの生活ペースにあわせて調整すれば大丈夫です。

一番大事な事は、毎日お供えすること以上に「神様に感謝する心」なのです!


さらに、毎月1日と15日、そして氏神様のお祀り(おまつり)や家庭内のお祝いごとには、御神酒(おみき)や尾頭つきのお魚そして野菜・果物などをお供えします。

神仏がいつも見守って下さったからこその、おめでたいお祝いなのです。
こんな時こそ、神様に感謝の気持ちを伝える絶好のタイミング!

毎月1日と15日・お祝いごとの配置

  • 中央に「お米」
  • 向かって右に「お塩」
  • 向かって左に「お水」
  • 奥の左右に「お酒」

以上のようにお供えするのが、基本配置となります。
基本形に加えて、お酒を左右両側に置くわけです。

または、下部画像のような配置でも大丈夫です。
  • 右に「お塩」
  • 左に「お水」
  • その奥左右に「お酒」
  • 一番後ろ中央に「お米」
このようにお供えしている地域もあります。
各地域の風習や慣習によって、若干の違いが見られます。

神棚にお供えするものには、正しい基本形があるのです引用元http://www.shiga-jinjacho.jp/
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また、頂き物や四季折々の初物・お土産などがある場合は、神様棚に一度お供えするように心掛けましょう。

お仏壇があるご家庭ならば、仏様にもお供えした方がいいですね。

その後には感謝の気持ちで頂く、日本古来の美しい慣習を守っていきたいものです。

これが習慣になれば、まさに素晴らしいことですね^^
そこには、まさに日本の伝統美が感じられます。


また、神饌(しんせん=神様に献上するお食事=日々のお供え物)は、三方【木製造りの台】や折敷【おしき】に乗せてからお供えすることもあります。

下部の画像が、三方と折敷ですね。

お供えは三方や折敷の縁にとじ目がある方を手前にします引用http://www.hokkaidojinjacho.jp/faq04.html

飾り方は、三方や折敷の縁に『とじ目がある方を手前』にしてお供えする、とされています。

細かなところまでキチンと作法が決まっているところは、神々しい神事の儀式から来るものでしょう。


【鏡餅のお供え】いつからいつまで?

鏡餅は、ご家庭や会社の【主たる場所】にお供えするのが基本とされています。
  • 『大きめ』の鏡餅は、床の間または玄関に置く

  • 『小さめ』の鏡餅は、神棚と仏壇に置く

これが基本のお供え場所です。
床の間が無いお家の場合は、玄関の下駄箱の上やテレビの上でも問題ないようです。

鏡餅のくわしい記事は、こちらから!
 ↓  ↓  ↓
≪鏡餅いつからいつまで飾るのが正しい?その意味と由来とは?≫

鏡餅は、家庭や会社の中心となる場所にお供えする。引用http://kineya.net/hpgen/HPB/files/syogatsumochi2.html


【正月飾りの基本形】

正月飾りとは、清々しい(すがすがしい)気持ちで気分も新たに新年を迎えるための大切な風習です。

そして正月飾りは、年神様【としがみさま】を迎えるための最も大切な習慣でもあります。


『家に年神様をお迎えして、前年の不浄や不善をお払いし、翌年の繁栄を祈る』という意味が込められていると、古来より言い伝えられています。

代表的な正月飾りとは
  1. 門松
  2. しめ飾り(しめ縄)
  3. 鏡餅

  4. この3つがお正月にふさわしいですね。

正月の神棚飾りは気持ちよく新年を迎えるため大切です引用:http://blog.livedoor.jp/wave5804/archives/2005-12-30.html

その他には、お正月の縁起物である破魔矢(はまや)があります。

※破魔矢の正しい飾り方はこちらから!
 ↓  ↓  ↓
≪破魔矢の正しい飾り方!場所は神棚か玄関?処分はどうすればいいのか?≫


※正月飾りのくわしい記事はこちらからどうぞ!
 ↓  ↓  ↓
≪しめ飾りやしめ縄はいつまで飾るのか?処分方法はどうするの?≫


そもそも論ですが、神事については『絶対的なもの』と言う決まり事はありません。

ですので、その地域ごとの独特の風習があったりする場合も少なくないので、地域の慣わしに合ったやり方でお飾りして下さいね。


神棚を設置するベストな場所は?

神棚は【なるべく明るくて清浄な場所を選ぶ】
  • 最上階・天井の近く・南向き
  • もしくは東向きに設置するのが良い

これが神棚の基本的な設置場所です。

やむを得ず、タンス上などに祀らなくてはいけない場合には、白い布や白い紙を敷いて神棚を置くことで、その場が神聖な空間となります。
たったそれだけで、気持ちが清々しくなるものです。

また、神棚の上に2階がある場合には『神棚を踏んでしまう』事になってしまいます。

そのような場合は、【雲】【天】などを書いた紙を、神棚の真上の天井に貼ることで解決できます。

【雲についての詳しい内容はこちらからどうぞ】
 ↓  ↓  ↓
≪神棚の【雲】の意味とは?正しい貼り方はこうする!≫

雲と書いた紙を神棚の真上に貼るのが正しい方法です!引用元http://www.asahikawajinja.or.jp/

そして、人の出入りが頻繁な扉の上や、トイレと背中合わせになるような場所は避けた方が無難です。
これは、暗黙の鉄則なのです。

また、同じ部屋の中で、神棚と仏壇を向かい合わせにしての設置は避けて下さい。

会社や店舗では、神棚は社長席のそばや部屋の奥に、または中心となるような場所に設置するのが良いとされています。


神棚とは【家庭にある小さな神社】

神棚は、神社で頂いたお神札を、家庭や店舗・事務所などの屋内にお祀りする神聖な場所です。

言い替えるならば、神棚は『家庭にある小さな神社』と例えることが出来ます。


ご自宅や事業所の神棚にお参りする事は、神社へ出かけてお参りする行為と同じ意味を持つ事になるわけですね^^

神棚は家庭にある小さな神社とも言えます引用:http://blog.livedoor.jp/wave5804/archives/2005-12-30.html

ご自宅や会社の事務所に神棚をきちんと設置することで、神社まで足を運ばなくても神様にお祈りが届くようになります。

だからこそ、神棚を設置する場合の位置やお供えの配置、方位や方角がとても大切になるわけです。

「本当にそれで願いがかなうの?」
このように疑う方、かなり多いと思います。

でも、神仏を信仰する時には理屈も理由付けも必要ありません。
ただただ無心にお祈りを捧げる、それだけでいいのです。

お願い事をあれこれ沢山しても実現しないのは、欲が深すぎるからかも知れませんね^^

神棚を設置する時の方位や方角は非常に重要となります

神棚のお供えの配置と基本形【まとめ】

最後に、もう一度基本の形を確認しましょう。

神棚のお供えの配置は
  • 中央に「お米」
  • 向かって右に「お塩」
  • 向かって左に「お水」

そして家庭内のお祝いごとには、御神酒(おみき)や野菜や果物などをお供えするのでしたね。

基本を守るのは大切な事ですが、それ以上に大事なことは、常日頃から神様棚(=神様)に対する心からの感謝の気持ちを持ち続けることです。


私たちが生きているこの世界には、目には見えない大いなる力が、間違いなく存在しています。

心の世界=魂の領域ですね。

そして私たちは、その対象であるところの神様・仏様・ご先祖様・イエス様等々を、心の拠り所として日々の生活を送っているのです。

それは信じる信じないに関わらず、三次元のこの世に存在しています。
私たちが常に何かを考えている「意識そのもの」は、目には見えないけれども間違いなく存在しているのと同じです。

【感謝の気持ち】【ありがとう】をいつも大事にすること

それが、すべての始まりです。

いまこの瞬間に生きていられる感謝の気持ちを、決して忘れないようにしたいものですね^^

※この記事は、特定の宗教を勧めているのではありません。ご了承のほどお願いいたします。

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