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鏡餅いつからいつまで飾るのが正しいのか?その意味と由来も!

      2022/12/28

お正月飾りには欠かせない鏡餅。

年末大掃除が一段落すると、「さて鏡餅を飾ろうか」となるわけですが、、さて

本当は「いつからいつまで飾るのが正しいのか」・・毎年ぼんやりと疑問に思いつつも、まぁ細かい事は抜きにしてとか曖昧なまま済ませているのが現状です。

そこでこの際、鏡餅を飾る正しい期間を徹底的にしっかり調べてみました!
どうぞ参考にされてくださいね。

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鏡餅はいつからいつまで飾るのか?

鏡餅を飾り始める日は、年末の大掃除が終わった後であれば、基本的にはいつ飾ってもOK!大丈夫です。
とは言っても【年末】のいつなのか、もっと正確に知りたいですね。

鏡餅を飾る日は、年末30日または28日以前に飾るのがもっとも望ましいです。年末31日に飾り始めるのは、『一夜飾り』と言って神様に対して失礼にあたると言われています。

また、年末29日『二十九=二重苦』で縁起が悪いとなる日なので、あまりお勧めしない訳です。

飾り終えるのは、1月11日『鏡開きの日』です。

鏡餅など正月飾りは、何と言っても年の初めの縁起物ですから、なにかとゲンを担ぐわけですね。

『松の内って知ってますか?』

ちなみに【松の内】って聞いたことありますか。「幕の内」弁当じゃないですよ(笑)。

これは、お正月に玄関に飾る『門松』や『しめ縄』、今回の『鏡餅』などの正月飾りを飾りつけてから片付ける日までの期間を指します。

そして松の内は、元旦から7日あるいは1月15日までです。

ですが鏡餅の場合は「餅を割って頂く鏡開きの1月11日まで飾る」とされているのです。

なお鏡開きの11日については、地域によって若干早かったり15日が鏡開きだったりと、実際には隔たりがあるようですね。

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鏡餅を包丁で切ってはダメ?

 
何と言っても、鏡餅は歳神様が宿った依り代(よりしろ)であり、パワーの有るありがたいお餅です。
包丁でバッサリ切るのは気が引けると言うもの。

鏡開きをする時は【木槌で鏡餅を割る】のが正しい方法です。

実際、「割る事」自体もいかがなものかとの配慮から、鏡『開き』と表現するようになったのです。

なるほど、神様の力が宿った縁起物に包丁を入れるなど失礼千万!割るなんて!と言うわけですね。


ちなみに鏡餅がカチカチに固くなってしまい、なかなか小さくできない場合には、電子レンジを使うのがオススメですよ。

コツは、お餅の様子を見ながら少しずつレンジにかけて下さいね。

鏡開きをしたお餅はお汁粉やお雑煮にして頂くのが一般的です。お楽しみですね^^

鏡開きをしたお餅は、おしるこで頂くのが良いでしょう

鏡餅の意味と由来はこうです

鏡餅の『鏡』。
古来、鏡には『神・魂が宿る』と言い伝えられてきました。なので、神社には鏡が祀られていますね。

鏡餅は、丸い形をした餅を神聖な鏡に見立てています。そして二重に重ねる事で、幸せに年を重ねていく事を願うのです。

お餅の丸い形は、心臓あるいは太陽を表現している等々、諸説があるようです。


そして鏡餅には「今年もまた、豊作でありますように」との祈願が込められています。

そもそも、お餅は米をついて固めた食べ物です。その米は、春に稲を植え時間と手間をかけて育てることで、秋には豊かな米粒が実ります。

収穫されたお米を毎日食べる事で、私たち人間は力の源・パワーを与えられてきました。このように、お米でできた鏡餅を神様に入っていただく器としたのですね。

鏡餅を飾る日は年末30日か28日以前に飾るのがベスト

必ず乗せてある【みかん】なぜ?

あまりにも見慣れた光景ですが、鏡餅には必ず【みかん】が乗っていますね。

毎年買物の時に、『ちょうど良いサイズのみかんがなかなか無い』と結構困ったりするものです。


実はあのみかん、本来は橙(だいだい)という果物を乗せるのが正式なんです。

橙は「代々」とかけて、家が代々続いて繁栄していくようにと祈願しているのですね。

もし出来るならば、お手軽な「みかん」で代用せず、きちんとを鏡餅に飾るのがベストな形です。


鏡餅を飾るのは一箇所だけではない

鏡餅を飾るのは、神棚だけではありません。

床の間にはもちろん、リビングやダイニング、玄関台所や水まわり・自室等々、家の中の重要な場所それぞれに供えるべきなんですね。

元旦には高い山から【年神様】が一年の幸福をもたらすため各家庭にやってくると日本では古代から言い伝えられています。

このとき、来てくれた年神様の依り代(よりしろ=神様の霊が宿るもの)として、鏡餅をお供えするのですね。

そして、年神様の宿った鏡餅を有りがたく頂くことによって、そこに込められた神様の力を授かるわけなのです。

元旦には年神様が各家庭にやってくると言われています
日本では古来より、万物には八百万の神が存在するとされています。ですので、家の中には、いたるところに神様がいるのです。

たとえば台所には竈神(かまどがみ)、寝室には納戸神(なんどがみ)、洗い場には水神(すいじん)、と言う具合ですね。

だからこそ、それぞれの場所に鏡餅を供える必要があるということのです。

あちこちに鏡餅を置くのは気が引ける、と言う方は「小さめのしめ縄を飾る」のも縁起が良いですね^^

要は、新年を迎えて清々しい気持ちになれる事が大切なのです。


三種の神器とは?

三種の神器とは、日本の歴代天皇が古くから伝世継承してきている宝物を指します。
  1. 八咫鏡(やたのかがみ)
  2. 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
  3. 草薙剣(くさなぎのたち)
これら3つが、三種の神器の正式名称です。

他にも、鏡・玉・剣からなる三種の神器を形どっているとも言われています。

鏡餅本体は『鏡』飾りの橙は『玉』そして地方によっては『剣を表す串柿』も一緒に飾るようです。

起源は日本神話にまでさかのぼりますから、ものすごく由緒正しい神の領域なんですね。

日本が大和の国たる、悠久の歴史と奥深さを感じずにはいられません。


「鏡餅いつからいつまで飾るか」まとめ

鏡餅を飾る日は、年末30日もしくは28日以前に飾るのが最もおすすめです。

そして「いつまで鏡餅を飾るのか」?これは、お正月の明けた鏡開きの1月11日です。

ところで、先日テレビを見ていたらアイスの「あずきバー」をレンジでチンすると、ぜんざいになる!というサプライズを見ました(笑)。

お手軽に鏡餅を食べたいときは、この方法がすごくお手軽でおもしろそうです^^

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