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クラシックコンサートの拍手マナーがひどい!基本はこうすればいい

      2019/05/10

クラシック音楽のコンサートに始めて出かけるときには、ちょっと緊張するかも知れません。

そこには、クラシック演奏会特有の暗黙のマナーがあり、それが『クラシックは固い・難しい』とのイメージを植えつけていると思われます。

  • 「なんでここで拍手しないの?」
  • 「何だかかしこまって咳払い?」
  • 「あ~退屈そう」

特に、演奏終了後の拍手には『絶妙なタイミング』があり、そこで一人だけフライングして早めに拍手してしまうと、それはマナー違反!なのです。

近くにクラシック好きな観客が座っていたなら、間違いなく冷たい視線を浴びてしまいます。


タイミングの悪い拍手が入るだけで、その演奏会は瞬時にシラけてしまいます

熱烈ファンに言わせるなら、もうそれだけで【ぶち壊し】!


そこで今回は、クラシックコンサートの基本マナーの中から演奏後に拍手するタイミングに絞って、詳しく解説していきます。

クラシック音楽歴40年の当ブログ管理人にお任せください^^


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クラシックコンサートでの拍手ははこうする!

さて本題の、拍手するタイミングについてです。

結論から言うと、基本的にはこうなります。

  • 序曲や管弦楽曲は、それ自体の演奏が終わったら拍手する。

  • 交響曲または協奏曲は、1楽章や2楽章が終わっても拍手はしない!
    (曲が終わると神妙に咳払いをしているので分かります)

  • でも4楽章あるいは最後の終楽章が終わったら拍手をする。

  • 全く知らない曲なら、周りが拍手し出すまで待つ!

以上が基本となります。

基本と言うより、クラシック界の鉄則と言っていいです。

交響曲で拍手するのは終楽章の演奏が終わってからです
序曲がいくつかの曲に分かれていることは先ずありません。

それに、序曲は10分程度の短い曲が多いですし、終わったら指揮者が客席を向いてお辞儀するので、すぐに分かります。


管弦楽曲では、交響曲のようにいくつかの曲で構成されている場合も多いです。

ですから、曲が終わったからといって、すぐに拍手しないよう注意が必要です!

飛び出し拍手は、はっきり言って相当ヒンシュクを買いますし、何よりも恥ずかしい!


ピアノやヴァイオリン協奏曲(コンチェルト)は、たいてい3楽章形式が多いので、3楽章(終楽章)が終わったら拍手するのが基本マナーです。

絶対に、1楽章や2楽章が終わっても拍手はしないよう注意しましょう。


「なんで?」と言うよりも、それが昔昔からのクラシック演奏会のマナーであり、古き伝統なのです。

協奏曲の目安としては、3楽章が終わったらまずは指揮者とソリストが握手をしますし(あるいはハグする!)、何よりも周りが拍手し出すのですぐに分かります。

協奏曲では楽章の途中で拍手するのはマナー違反です!
演奏会のメインとなる交響曲では尚さら、終楽章が終わるまで拍手厳禁!

メインの曲は、それだけを聴くために来場している熱烈なクラシックファンが多いです(わたしも、その一人)。

楽章の途中で拍手してしまうと、それだけで大ヒンシュクなのです。


ですので、もしも演奏に感激して拍手したい気持ちが湧いてきてもグッとこらえて(笑)、終楽章が終わって曲が完全に終了するまで、じっと待ちましょう。

曲が終わると、カーテンコールと言って、指揮者はステージ中央とステージそでの間を数回(3回~5回ほど)行ったり来たりします。


そこで演奏に感動したらな拍手をし続ければいいし、つまらなかったなと思うならば拍手しなくてもいいのです。

それがクラシックコンサートの慣習なのです。

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クラシックコンサートの演奏曲の基本構成について

クラシック音楽のコンサートでは、標準的な形として次のように3つのパターンがあります。

もちろん、そうではない場合もありますが、大抵の場合はいずれかの形式でプログラムを組んでいます。


まずひとつめ。

クラシック演奏会では、下記Aパターンのように3曲で構成しているコンサートがもっとも標準的です。

Aパターン

  1. 一曲目:序曲など10分~15分程度の短い曲

  2. 二曲目:ピアノやヴァイオリンとの協奏曲(20分~40分)いわゆるコンチェルトです

  3. ~15分から20分程度の休憩~

  4. 三曲目:交響曲または大規模な管弦楽曲(30分~1時間30分)

およそ、このような曲目の組み合わせでプログラムが構成されています。

定期演奏会や、地方を巡業して演奏会を開く場合に多くみられます。

クラシックの交響曲は1時間を越えるような大曲もある

Bパターン

  1. 一曲目:序曲など10分~15分程度の短い曲

  2. ~休憩を入れてから~

  3. 二曲目:交響曲(1時間を超える大曲)

クラシック演奏会のメインである交響曲が1時間を越えるような大曲の場合、このパターンになります。

一曲目に短めの序曲をさらりと演奏して休憩に入り、メインの大曲をじっくり聴かせるという流れですね。


たとえば、マーラーやブルックナーという近代の大作曲家の演奏会になると、一曲が1時間を越える交響曲が多いので、Bパターンのプログラム構成が多くなってきます。

年末恒例の、ベートーヴェンの第九(「交響曲第九番「合唱付き」)も、Bパターンが多いですね。

マーラーやブルックナー演奏会では一曲が1時間を越える
そしてCパターンとしては、フランスの作曲家ラベルやドビュッシーなどを取り上げるコンサートで多く見られます。

4曲から6曲取り上げる演奏会もあるので、いろいろ楽しめます^^

Cパターン

  1. 一曲目:序曲(10分~15分)

  2. 二曲目:管弦楽曲(15分~20分程度)

  3. ~休憩を入れてから~

  4. 三曲目:同じく管弦楽曲(15分~20分程度)

  5. 四曲目:同じく管弦楽曲(20分~30分程度)

メインに交響曲を持ってくるのではなくて、3~6曲すべてに管弦楽曲を演奏するパターンですね。

このバターンの場合の最後の曲は、たとえばラヴェル作曲の「ボレロ」、ドビュッシー作曲の交響詩「海」となるのです。

ラヴェルのボレロはコンサートのメインとなる場合が多い

交響曲と管弦楽曲は一体どこが違うのか?

交響曲は、基本的に4つの曲(楽章)が組み合わせて出来ている曲です。

交響曲でも、3つの曲=楽章、あるいは5~6の曲=楽章で成り立っているのもあります。

ストラヴィンスキー作曲の「三楽章の交響曲」、シューマン作曲「交響曲第3番【ライン】」、ベルリオーズ作曲「幻想交響曲」は5楽章、マーラー作曲「交響曲第3番」は6楽章です。


一方の管弦楽曲は、交響曲のように楽章による区分ではなく、ひとつの曲だけあるいは数曲からなる組曲という形式をとっています。

例外もたくさんありますが、ザックリ言うとそんなイメージですね。

基本的に、この理解で問題ありません。

クラシック演奏会のプログラム選びはひそかな楽しみです
ちなみに、どちらが良いのか良くないとか、クラシックはそう言うものではありません。

それぞれに魅力があり個性的なプログラムになるので、そこは人それぞれの趣味・感性・好み等々で演奏会を選ぶことになるのです。

この「プログラムを厳選しながら演奏会を選ぶ」こと自体が、クラシックファンの大きな楽しみのひとつなのです。

でも、「選ぶってこと自体がどれば良いのかわからないよ」となりますよね。

それは、CDをたくさん聴いたりFMラジオの音源を聴いたりしながら、とにかく片っ端からでもいいのでいろんなクラシックの名曲を聴きまくる!

私の経験から、これが一番の早道だと思いますよ^^

片っ端からクラシック名曲を聴きまくるのが一番いいです

クラシックコンサートでの拍手【まとめ】

最後にもう一度、復習してみましょう。

  • 序曲や管弦楽曲は、それ自体の演奏が終わったら拍手する。

  • 交響曲または協奏曲は、1楽章や2楽章が終わっても拍手はしない!
    (曲が終わると周りが神妙に咳払いをしているので分かります)

  • でも4楽章あるいは最後の終楽章が終わったら拍手をする。

  • 全く知らない曲なら、周りが拍手し出すまで待つ!

結局のところは、クラシックコンサートでは、その曲を知っていても全然知らなくても、

素直に感動したら、その曲が終わったら盛大に拍手する。

感動を指揮者やオーケストラ楽員に伝える!

おもしろくない演奏だと思ったら拍手しなくていい。

そう言うことです。

あるいは演奏が終わったときだけ、ほんの気持ちだけ拍手しておく。それが、つまらない演奏だったという意思表示になります。

クラシックコンサートでは拍手のマナーも大事ですが、何よりも演奏そのものと、音の動きや表情を存分に楽しんで下さいね。

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