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啓蟄とはいつなのか?その意味と2つの決まり事はこれなんです!

      2019/03/05

啓蟄って知っていますか?

春が近づいた頃、天気予報などで耳にすることがあるこの言葉。

この啓蟄の意味、実はとても奥深いのですね。


「啓蟄の蟻が早引く地虫かな」(高浜虚子)

春の季語にも使われるこの啓蟄。どうしてこの言葉が、春の季語なんでしょう?

いろんな疑問が湧いてきたので、さっそく調べてみました!


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啓蟄とはそもそもどんな意味?

2019年の啓蟄は、3月6日(水)になります。

期間としての意味も持っていて、この日から次節気である春分(2019年は3月21日)の前日までを、「啓蟄」と言います。


「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に閉じこもる」意味であることから、「冬ごもりをしていた虫たちが春の暖かさにつられて土から這い出てくる頃」という意味になるのですね。

この頃、春雷が鳴ることがありますが、この春雷を「虫出しの雷」というそうです。

春雷は、虫たちに春の訪れを知らせる合図なんですね^^

この春の雷を虫出しの雷と言い、春の知らせとなるのです


啓蟄の日に行われる二つの事とは?

一つは、菰(こも)はずしです。

菰はずしとは、冬の間マツカレハなどの害虫から木を守るため、松の幹に巻き付けていた藁(わら)でできた菰(こも)をはずすことを言います。

和風庭園では、冬の風物詩とも言えますね。


もう一つは、雛人形を片づけること^^

理由ははっきりしませんが、昔から雛人形を片づけるのは啓蟄の日が良いと言われています。

そのいい伝えに習って、特に関東では雛人形は立春から啓蟄の頃まで飾られることが多いようです。


なぜ啓蟄と言うのか?

啓蟄はもとは、陰暦(太陰太陽暦)の二十四節気(にじゅうしせっき)の一つです。

24引用https://hot115.jp/denpo/contents1/jiko_aisatsu_nijushisekki.aspx

この二十四節気とは、陰暦では毎年の日数が違い、暦と季節がずれてしまっていたため、そのずれを調整するために考えられたもの。

昼夜の長さがほぼ同じになる「春分」を始まりとして、太陽が一年間に動く黄道上の動きを15度ごとに24等分します。

それを季節を表す指標としたのですね。ちょっと難しいですね。。。


二十四節気では全体を四つの季節に分け、さらにそれを三つの月に分ける。

そしてさらに、一つの月を二つに分けます。

EFBC92EFBC94E7AF80E6B0973引用http://blogs.yahoo.co.jp/azusami44/11941309.html

前半を「節気」、後半を「中気」とし、「正月節立春」「正月中雨水」「二月節啓蟄」「二月中春分」などとしました。

この中の「二月節啓蟄」が啓蟄の由来なんです。


四季の訪れを感じる立春、立夏、立秋、 立冬や春分、秋分、夏至、冬至などもこの二十四節気のひとつです。

二十四節気は立春から始まって大寒で終わり、各節気の期間は約15日になっています。


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啓蟄は「驚蟄(きょうちつ)」とも言う!

もともと二十四節気は中国から伝わってきたもので、漢王朝6代皇帝である景帝の諱(本来の名前、身分の高い人の実名、
死後に贈る称号)が「啓」。

同じ字を使うのは畏れ多いとして、音が似ている「驚」に改められ、「驚蟄」となったのです。

そして再び唐代には「啓蟄」に戻されました。日本に二十四節気が伝わったのはこの頃なので、日本人には「啓蟄」の方が馴染みが深かったのでしょう。


その後またまた「驚蟄」に戻されましたが、日本では「啓蟄」のままとし、今に至っています。

二十四節気の中で日本と中国の名称が異なっているのは、この「啓蟄」だけだそうです。


啓蟄の意味を知って

啓蟄という言葉には、いろんな深い意味と由来があったのですね。

季節を表す言葉の意味を知ると、日々の暮らしに深みが出るような気がします^^

一雨ごとに春が近づくこの季節、土の下では虫たちも春を心待ちにしているのかもしれませんね。

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