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クラシック音楽のおすすめ曲ならこれ!オーケストラって最高!vol.29

      2019/08/18

クラシック音楽初心者のための、つまみ食い式おすすめシリーズ!

なるべく演奏時間が短い有名なおすすめ曲をご紹介しながら、いつの間にかあなたもクラシックマニアの仲間入りになれるこのクラシックブログ。

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今回は、めっちゃ元気モリモリなクラシックの定番である序曲を3曲厳選しました!

クラシック音楽のコンサートで、定番とも言えるおすすめ序曲ならこの3曲!

では早速行きましょう。


バーンスタイン作曲/「キャンディード」序曲



演奏時間4分少々。

大指揮者であり、かつ作曲家でもあるレナード・バーンスタインの代表作のひとつで、オーケストラでも吹奏楽のアレンジ版でも頻繁に演奏されています。

こんなに元気いっぱいで、しかも、あっという間に終わってしまう有名クラシック曲も珍しいです。

それくらい短いですよ。

まさに祝典ムード^^お祝い気分マックス!

祝祭的な雰囲気にあふれ返っている、クラシック音楽の名曲です。


いかにもアメリカンドリームを実現したヤンキーアメリカ人が一気に書いちまったぜ!的な雰囲気満載ですよ~。

キャンディードはバーンスタインの代表作のひとつです
私も何度か演奏会でこの序曲をやりましたが、あまりにもあっという間に終わってしまうので、正直なところ緊張する暇さえ与えてくれない、厳しい曲でありました(笑)。

演奏する側も、楽しみながらノリノリで弾かないとダメですね。エネルギッシュで超ロマンティストな天才バーンスタインの才能が遺憾なく発揮された、現代の名曲です。


ワーグナー作曲/歌劇「タンホイザー」序曲



演奏時間15分。初心者さんには、ちょっと長いかも知れません。

ワーグナーの歌劇の中でも人気が高い序曲で、クラシック演奏会でもよく取り上げられる有名な曲です。

冒頭は、いきなりタンホイザーのテーマが現われてしばらくすると、トロンボーンが朗々たるフォルテで同じくタンホイザーのテーマを演奏します。

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かっこいい。

堂々として、しかも凛(りん)として美しい。

今は亡き大指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンが自身のプロモーションビデオを撮影する折に、ザルツブルグ近郊を愛車ポルシェで疾走するシーンが登場します。

その場面で、ベートーヴェンがこよなく愛したウィーンの森を駆け抜けるBGMに、このタンホイザー序曲を流していました。

それが何とも言えず完璧に背景動画とマッチしていて、大自然の限りなく厳かで美しい森の光がより一層際立つ効果を醸し出していました。

ウィーンの森の風景がタンホイザーの曲想にマッチします
そして曲の終わりには、再びトロンボーンが登場して今度はフォルテッィモでテーマをガンガン吹きまくります!

オーケストラの中では、どちらかと言うと控えめな立場であるトロンボーン奏者たちは、ここぞとばかりに燃えるのです(笑)。

いつもクライマックスになると、お隣りのトランペットがキラキラーンって目立つくせに、トロンボーンは毎度裏方な役割ばっかですからね。

トロンボーン奏者の皆さん、いつも日陰でご苦労さまです(笑)。実はわたくしも同業です。


ヴェルディ作曲/歌劇「運命の力」序曲



演奏時間7分。

クラシック音楽では超有名な序曲で、吹奏楽でも編曲版が頻繁に演奏されます。

冒頭部分は悲劇的な雰囲気で始まりますが、すぐに明るい光が差し込んできて暗と明が交錯するような音楽の流れになります。

終盤は活気に満ち溢れ、イタリア万歳!みたいに元気に終わるので安心です(笑)。

以前に「ルスランとリュドミラ」序曲をご紹介した時も、今回と同じく指揮者ゲルギエフ氏でしたね。

この動画、よーーく見て下さいよ。。。
指揮棒の変わりに何持ってると思いますか?

・・・・・・・

何とつまようじ!!

一応説明しておきますけど、ワレリー・ゲルギエフ氏は世界をまたに駆けて超一流オーケストラばかり指揮する現代最高の大指揮者ですよ!

それがこともあろうに・・つまようじで指揮する?

ロシアの楽器店には、指揮棒の横につまようじが置いてあるのかなぁ(笑)。


そんなゲルギエフ氏の演奏、実はすごい大迫力なんですよ~!
↓ ↓ ↓
≪元気が出るクラシック音楽入門!勇気が湧いてくるおすすめ名曲ならこれ!≫


指揮棒がつまようじなんて、まさに前代未聞!いろいろ調べてみましたが、どうも「つまようじ」ではなくて、つまようじのような極小さな指揮棒だという情報もあるようです。

そんなゲルギエフ氏は手兵マリインスキー劇場管弦楽団を初めとして世界超一流のオーケストラを率いて度々来日し、日本の聴衆を唸らせています。

現代最高のマエストロ(大指揮者)であることは、誰もが認めるところです。

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