分かりやすいクラシック音楽入門!よく演奏される序曲はこれ!vol.32
2019/01/11
クラシックコンサートで、よく演奏される有名な序曲のご紹介も5回目!
初心者でも分かりやすい解説が大好評!
クラシック音楽入門シリーズも32回目です。ズブの素人さんでも、簡単にマニアックなクラシックの知識がゲットできる!
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誰でも気軽に分かりやすいクラシック音楽ブログを目指して、目下奮闘中!
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今回の名曲も、クラシック音楽入門では定番中の定番。
それでは行きましょう。
ベートーヴェン作曲/「レオノーレ序曲」第3番
演奏時間16分。
ベートーヴェンが作曲した序曲の中でも、最もコンサートで演奏される曲です。
特にこの曲の特徴として上げられるのが、曲の中途で「ステージ裏」でトランペットのファンファーレが登場する場面!
後にレスピーギの交響詩「ローマの松」やマーラーの交響曲第2番「復活」などで使用される、ステージ上のトランペットやトロンボーンなどとは別に位置する金管楽器の別働隊、いわゆる「バンダ」の先駆けは、このベートーヴェンだったのです。
もっとも、この当時はバンダとは言わなかったようですが。
ちなみに「バンダ」とは、ステージ裏や舞台そであたりでトランペットやトロンボーンが数人で別働隊となって演奏する集団を指します。
例えばこんな感じ。
パイプオルガンの下で、横一列で並んでる人たちが「バンダ」です。
↓ ↓
引用http://goo.gl/FH9fgH
ちなみに、バンダと言えば、やっぱりこの名曲ですね!
まぁ何とも豪快で壮大なんです!。
↓ ↓ ↓
≪初心者からのクラシック音楽入門!かっこいい迫力ある壮大な名曲はこれ!≫
かの大天才ベートーヴェンは、バンダの起点となっていたわけです。
クラシック音楽の原点ともいえる、大作曲家ベートーヴェン。彼の名曲をもって、これが入門曲ですなどとは恐れ多い気がします。
どの名曲もあまりに偉大すぎて、やはりベートーベンは神様が人類のためにこの地上に与えてくれたとしか思えません。
リスト作曲/交響詩「前奏曲」
演奏時間17分。
つまみ食い式クラシック音楽入門シリーズの趣旨である「短い時間で聴ける!」からは少しはずれますが、金管楽器とくにトロンボーンが大活躍する超かっこいい名曲です。
ちなみに私は、中学生のときにたまたまテレビで放送されていたこの曲を見て、その瞬間にトロンボーンに一目ぼれしてしまいました(笑)
「かっこよすぎる!」
引用http://www.joybrass.co.jp/TRB/TrbTBNew/shires.htm
3本のトロンボーン奏者を斜め横から映した映像が、楽器のスライドを的確に操作しながら演奏する様が なんとも言えず美しく端正に見えたのです。
・・で、飽きもせずに今でも吹いています(笑)。
それはさておき、この交響詩「前奏曲」は序曲ではありませんが、リストが作曲した13の交響詩の中でも圧倒的にダントツで演奏会で取り上げられている名曲です。
クラシック入門曲としても聴きやすい、美しいメロディにあふれています。
とくに演奏終盤の金管楽器による爆発は凄まじく、ほれぼれするほど堂々たる輝かしい結末を迎えます。とにかくかっこいいんです!
聴けばすべて納得できます。
モーツァルト作曲/歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲
演奏時間5分40秒
モーツァルトの3大歌劇のひとつ「ドン・ジョバンニ」の序曲。
一番有名な「フィガロの結婚」そして「魔笛」、それぞれの序曲は単独でもしばしばコンサートで演奏されています。
この「ドン・ジョバンニ」は「フィガロの結婚」ほどではないにしろ、やはり名曲中の名曲と言わなければいけません。
この3つの序曲は、演奏時間も短くて聴きやすく、クラシック音楽入門には誠にふさわしい名曲です。
わたしはこの曲のトランペットの使い方がめちゃくちゃ大好き!
ほとんどティンパニと同じ動きで、単純な音符でしかないのですが、それがまた端正で美しい。
いつの日かこの歌劇を、ザルツブルクの祝祭大劇場で鑑賞するのが、ささやかなわたくしの目標であります。