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神棚の【雲】正しい貼り方はこうする!その意味も徹底解説します

      2024/04/09

この記事は、神棚のすぐ近くに貼ってある【雲】について分かりやすく解説しています。

早速ですが、神棚が祀って(まつって)ある場所近くの天井に、「雲」と書いてある貼り紙を見かけたことはありませんか?

下記の画像のように、神棚の上に貼り付けてある紙には【雲】または【天】と書かれていますね。

なぜ神棚の上に雲の字が貼ってあるのか知っていますか引用元:http://goo.gl/MgB6Tm

この、雲や天と書かれた文字には、一体どのような意味があるのか?

また、神棚の雲の正しい貼り方はどうすればいいのか?


そんな疑問を、わたくしブログ管理人が徹底的に調査のうえ、当ブログを訪れて下さった皆さまがスッキリ解決出来るよう4項目にまとめました。

では、下記の順で見て行きましょう!

  1. 『雲の意味』
  2. 『正しい貼り方』
  3. 『雲の種類』
  4. 『神棚設置の基本』

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神棚の【雲】の意味は?

神棚を設置する場所を選ぶ時、たとえば二階建て住宅の一階に神棚を設置する場合、神棚を祀って(まつって)ある上部(二階部分)を歩くことになるような場所は出来る限り避ける配慮が基本となります。

神様を間接的にでも踏みつけてしまうのは、あまりよろしくないとの配慮であり信仰心ですね。

住居が一戸建てではなくマンションやアパート・団地など集合住宅の場合には、【雲】を天井に貼る意味が、より鮮明になってきます。

日本における神道では、神棚の上は『何もない』とされていて、【神棚=神様(家を守ってくれる守り神)の上に何かあってはいけない】とみなされています。

しかし実際には、それが難しい場合が多々あるのが現実なのです。

そこで、【雲】の出番です。

では、より分かりやすく具体的に説明してみましょう。

神棚の雲は、ここは空でこの上には何もないを意味します引用元:http://goo.gl/75OjAe

『この上には何も無い』と仮想化

たとえば2階建て住居の1階に神棚を祀った場合、言うまでもなく2階でも家族が日常生活をします。

また、マンション・アパートの場合は、上の階層でも人々が居住しますし、会社がビルのテナントに入れば、上の階層で別会社が仕事をしていますよね。

さてここで、最初にご紹介した【雲】や【天】の文字の出番なのです!

神棚の上(天井)に【雲】【空】【天】等という文字を書いた紙を貼り付ける事で、『ここは空です。この上には何もありません』と表現するようになったと言う訳なのです。

【雲】と書いた紙を天井に貼ることによって、『神棚の上方には、もう何もありません。≪無≫の世界です。』

『この神棚は、神聖かつ神々しい空間です。』
と見なす訳です。

現実には神棚が祀ってあるその上層階に人が住んでいたり、または事務所などが入っていたりが実際です。

そんな状況でも、雲の貼り紙によって常に神棚自体を神聖で神々しい空間に清め続けるわけです。

この貼り紙は、とても奥ゆかしく清々しい意味合いを含んでいたのですね。

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神棚の【雲】の【正しい貼り方】はこうする!

雲字の貼り方(天井に貼る向き・方向)にはいろんな説があるようなので、文献やネット上でも徹底的に調べてみました。

しかし結局のところ、「これが正しいという決まり事は無い」ようです。

でも本当はどうなのかと疑問に思い、地元の伝統と由緒ある【熊野神社の宮司(ぐうじ)さん】へ、直接電話して問い合わせてみました。

その回答は、こうです。

雲の貼り方については、特に決まり事はありません。

雲字を貼る向きによって神様の御利益(ごりやく)が左右される事も無いです。

その上で、「あえてこだわるならば、神棚側から見て雲字が正面に見える貼り方が良いです。」との回答でした。

数百年にわたる悠久の伝統を持つ熊野神社の宮司さんからのアドバイスですから、間違いないですね。

ちなみに、『宮司』とは神社に使える神職の中で一番偉い方です。

参考にされて下さい。

雲字の貼り方は神棚側から見て雲字が正面に見えるのが良い引用:http://goo.gl/zklnWD

ちなみに我が家では、元旦の初詣を済ませてから、じっくりと書初めで「雲」を揮毫(きごう)しています。

揮毫などと書くと大げさですが、年の初めの清清しい気持ちの中で「雲」を書き初めすることで、神様への畏敬の念(感謝の気持ち)を表したいと思うのです。

これは本当にオススメです。とても晴れやかな、清々しい気分になれますよ^^


また、神棚に関連した事として、お正月の縁起物である【破魔矢】を神棚に飾るご家庭も多いと思います。

神棚に魔が入り込まないよう、魔(厄や邪念)を打ち破ってくれる破魔矢の正しい飾り方はこちらから!
  ↓  ↓  ↓
≪破魔矢の正しい飾り方はこうする!処分方法も知ろう≫

年の初めの清らかな気持ちで「雲」を書き初めするのです

神棚の【雲】には2種類ある!

この【雲】を表現するものには、実は2種類あって、それが【雲字】と【雲板】となります。

それぞれの特徴を見てみましょう。
  1. ≪雲字とは≫

  2. 雲字とは先程お伝えしたように、天井に【雲】と言う字を書いた紙を張り付けるものを言います。

    このような感じですね↓

    神棚の雲を表すものは2種類あり、雲字と雲板です引用元:http://goo.gl/MgB6Tm

    この【雲字】には、紙に書いた「書き文字」のほかに、木材で作った「抜き文字」などの様々な種類があります。

    btdn_sng420010342引用:http://goo.gl/75OjAe

    紙に書いたものでは、半紙などで書道のように書かれたものなどが一般的でよく見かけます。これに特段決まり事は有りません。

    ですので、ご自身で手書きで清書して神棚の上の天井に貼り付けても、全く問題はありません。

    その他、懇意にしている方にお願いして書いて頂いたり、あるいは神社の宮司(神主さん)に揮毫(きごう)して頂く方もいらっしゃるようですね。

    そこは人それぞれのやり方で、雲字を書けば大丈夫です。どれが正しい、と言うものではありません。


  3. ≪雲板とは≫

  4. 雲字と同様に、天をあらわしている雲板は、神棚の前面の上部に天や雲のようなデザインを施したものです。

    その意味は雲字と同じく『この上には何もない』との意味を表しています。

    雲板が意味するのは雲字と同じで、その上には何もないです引用:http://goo.gl/zklnWD

    神棚の前面、上部に取り付けることは共通なのですが、デザインには決まった型はありません。

    必ず取り付けなければならないものではありませんが、取り付けることにより神棚が一層風格のある印象になりますね。

    雲板の意味も、「この上には何も無い」を表しています引用:http://goo.gl/yKR2yt


これが神棚を設置する基本です

ところで、肝心の『神棚を設置する正しい場所』についてはご存知でしょうか?

誤って間違った場所に設置したりしていると、あまりよろしくありませんね。

神棚を祀る場所は、基本的に南向きか東向きになり、明るく清浄な場所が良いとされています。

そして、大人が見上げる程度の高さに棚板を設置して神棚を祀る(まつる)とされています。

ご家庭でしたら、家族がいつも集まり、毎日親しみを込めてお参りできるような場所であることも大切ですね。

神棚の配置やお供えの基本形は、こちらからどうぞ!
  ↓  ↓  ↓
≪神棚のお供え配置その基本形とは?これが正しい並べ方です!≫

神棚を祀る場所は南向きか東向きで清浄な場所が良い。
また、神棚におまつりする【お札】を処分する時って「どうするのが正しいんだろう?ちょっと困ったなあ」となりませんか?

何事も「終わりよければすべて良し!」とも言いますからね。

神棚のお札を燃えるゴミと一緒に出していませんか?
  ↓ ↓ ↓
≪神棚のお札交換や処分はこうする!正しい方法で気分もスッキリ!≫


『まとめ』神棚の【雲】の意味と正しい貼り方

ご家庭や事業所等いずれにせよ、神様をおまつりする神棚は『今後ますますの健康と更なる繁栄・飛躍を見守って下さる目には見えない力』が宿っています。

そして神棚は、『神様が宿る空間』であり、その空間は『見えざる大いなる力=エネルギー』なのです。

神棚の上部に【雲】を貼り付けること、または【雲板】を設置することは、神棚が神聖で厳粛な場所(空間)であることをより鮮明にしつつ、常に「場」をお清めしているのです。

神棚の上には『何も無い世界がある』事を、仮想現実化しているのですね。

※「見えざる力」などと書くだけで怪しげな警戒心を抱く方もいらっしゃると思います。当ブログは、いかなる特定の神仏にも偏っていませんので、念のため記しておきます。


『ここは空です。この上には何もありません』

私にはとても清々しい響きに感じますが、いかがでしょうか。
「何もない無の世界」というものが「有る」のですね。

まさに「色即是空 空即是色」の世界観だと思います。

最近本屋さんでよく見かけるようになってきた『ゼロポイントフィールド』にも相通じると感じます。
ご興味があれば、のぞいて見て下さいね。

ゼロポイントフィールドとは?
ここを知ると”人間関係”も”経済状況”もどんどん良くなる!



今回、雲字を天井に貼り付ける習慣をいろいろと調べてみて、つくずく感じました。
これは日本人の素晴らしい慣習であると共に、あらためて日本人であることを心から誇りに思いました。

これからも、「感謝の気持ち、ありがとうございます」を持ち続けていきたいと感じています。

最後までお読みいただき、本当に有難うございました。

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