神棚のお札交換や処分はこうする!正しい方法で気分もスッキリ!
2023/12/04
令和5年もあと少し、時の経つのは本当に早いものです。
年末年始はもちろんの事、お盆や春と秋のお彼岸・ご家族の命日などにも、神棚をきれいに整えるのは大切な心がけです。
お水やお米・お塩などを新しいものと交換したり、器をピカピカに磨いてあげたり。気持ちも新たになりますね。
特に年末には神棚のお札(おふだ)を新しいお札と交換すると共に、この一年間家族を見守って下さった古いお札は処分するのが慣例です。
慣例とは言うものの、さて実際にお札の交換や処分となると、
「お札の処分って、どうすればいいの?」
「いろんな方法がネットで書かれているけど、どれが正しいの?」
このような疑問が、いろいろと出てくるものですね。
でも結局「まあ、いいか」みたいな感じで、何となく済ませている方も少なくないと思われます。
何と言っても、神棚は家族の健康と安全を見守る神聖なる拠りどころです。
面倒だからと言って、適当にいい加減なやり方で済ませてしまうのは、少し気が引けますね。
そこで今回は、神棚のお札の正しい交換時期や処分の方法について徹底リサーチしましたので、皆さんと情報シェアしたいと思います。
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神棚の【お札交換する正しい時期】とは
全国の神社では、翌年の神棚にお祀り(まつり)するお札を12月1日から配布する事が従来からの慣例となっています。ですので、新年のお札は12月1日以降に受け取ったものを翌年の新しいお札として、神棚にお祀りします。
そして交換の時期ですが、結論からお伝えしましょう。
神棚のお札を交換する時期は12月29日以前に取り替えるのが最も望ましいのです。
年末の29日は【九日飾り】と言われており【九=苦】に通じるとして嫌われています。
また、年末31日は【一夜飾り】と言い、【不幸があると慌ただしく祭壇を飾ること】と同じになるので、これも敬遠されています。
年末の29日は【九日飾り】と言われており【九=苦】に通じるとして嫌われています。
また、年末31日は【一夜飾り】と言い、【不幸があると慌ただしく祭壇を飾ること】と同じになるので、これも敬遠されています。
やはり新年は、神棚のお札を新しく取り換えて、清々しい気持ちで新春を迎えたいものですよね。
一般的には、年末の大掃除が終わってから後に神棚をきれいに清め、新しく頂いたお札に取り替えるご家庭が多いと思います。
ただ、お札交換については、『必ずこの日にお札を取り替えなければならない』と言う厳格な決まり事はありません。
ですが、上記の赤枠の言い伝えや慣習から年内の12月28日までに交換するのが最も望ましいのです。
ついでに、神棚に飾る『米』『塩』『水・お酒』など【お供え物の正しい置き方】も見てみませんか!
↓ ↓
≪神棚のお供え配置その基本形はこれ!正しい並べ方はこちら≫
たとえば、お正月には付き物である門松(かどまつ)やしめ縄などの正月飾りがそうであるように、「年末直前のギリギリなタイミングに設置するのは縁起がよろしくない」との言い伝えが日本の伝統なのです。
でも実際には、年末が近づくと年内に済ませておきたい用事がいくつも重なり、かなり多忙となります。
なので、余裕を持って29日以前にお札交換するのは、なかなか難しいかも知れませんね。
しかしながら、神棚は家族をいつも見守って下さる神聖なる空間です。
試しに縁起をかつぐ意味も含め、今年は少し早めにお札交換してみて下さいね。
早いもので、令和も今年で丸4年を経過しました。
コロナ禍は目先の大きなピークは過ぎたとは言うものの、第8波が本格的になってきた昨今も含め、感染拡大防止は怠らないよう注意が必要です。
「基本的にマスク無し」を常態化する議論もある様子ですが、いずれにせよ一日も早く感染終息へ向かう事を願いたいものです。
神棚の【古いお札の正しい処分方法】とは
この一年間、神棚にお祀りしてきた古いお札は、きちんと氏神(うじがみ)もしくはご信仰のお社(おやしろ=神社)にお納めしてお返しするのが正しい処分方法です。神社には、『古札所』と呼ばれるお札をお返しする場所が設けてあるので、そこに古いお札をお納めするのです。
お返ししたお札は、後にまとめて神社内でお炊き上げ(おたきあげ)されます。
ちなみにお札を処分する際、まかり間違ってもゴミ箱などにお札を捨てるような非礼無礼をしないよう注意しましょう!
「なんでゴミ箱はダメなの?」
「もう御利益(ごりやく)が無くなったんだからいいのでは?」
そのような考え方も有りかも知れませんが、
一年間、神様棚におまつりしていた神聖なるお札を一般ゴミと同じ扱いにしながら、その一方で「願いがかないますように」と初詣(はつもうで)で手を合わせて神様にお願いするのは都合が良過ぎるというもの。
それは、はなはだ自分勝手過ぎると言わざるを得ません。
そのような浅はかな気持ちで、神様の御利益(ごりやく)など授かれるはずがないのです。
神棚のお札は、家庭ゴミと一緒に捨ててはダメです。
それは、はなはだ自分勝手過ぎると言わざるを得ません。
そのような浅はかな気持ちで、神様の御利益(ごりやく)など授かれるはずがないのです。
神棚のお札は、家庭ゴミと一緒に捨ててはダメです。
これは一般常識として、また神の国である日本人の常識として心に刻み込むべきだと思います。
人として、最低限のルール意識は守るようにしたいものです。
あなたはどう思われますか。
さて神棚の中には、氏神様などのお札のように『神聖とされるもの』をおまつりしています。年が改まるときには、新しいお札と入れ替えする必要があります。
たとえば、お札のほかにも『破魔矢(はまや)』がそうですね。
※神棚や玄関に『破魔矢』が飾ってあるなら、処分方法や正しい飾り方も見てみませんか?
↓ ↓ ↓
≪破魔矢の正しい飾り方と場所はここ!処分方法はこうするんです≫
しめ縄や門松などのお正月飾りも、そのままゴミとして捨ててはいけませんよ。
しめ縄やしめ飾りの処分方法はこちら!
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≪しめ飾りやしめ縄はいつまで飾るのか?処分方法はこうする!≫
どんど焼きでお札を処分するのもOK!
神社の境内で火を焚いて、破魔矢やしめ縄などを焼いている光景をテレビなどで見たことはありませんか?それがいわゆる、【どんど焼き】です。
神様のご加護の効力を終えたお札などを、 どんど焼きによって煙と灰にして天(=神様)にお返しし、本年の安泰と繁栄を祈る行事なのですね。
古いお札の処分は、この【どんど焼き】に持参してお焚きあげしてもらう方法でもOKです。
古いお札の処分は、この【どんど焼き】に持参してお焚きあげしてもらう方法でもOKです。
どんど焼きは、地域によって規模や時期が違うようですが、小正月と言って1月の14~16日の間に実施する場合が多いようですね。
また、節分に近い時にも行われるようで、書初め(かきぞめ)なども「どんど焼きの火に投じると文字が上手くなる」と言われています。
福井県勝山市では毎年恒例で開催される≪勝山左義長(さぎちょう)まつり≫
毎年2月の最終土日に、盛大に行われています。
ちなみに、火が神様につながるという感覚は、神道だけのものではないようです。
たとえば、「火」自体をまつるゾロアスター教や、フランスなどで若者が火を飛び越える「サンジャンの火祭り」などが民間の習俗として広く一般的にも知られています。
年末にご不幸があった場合には【神棚封じ】
もしも年末になって、ご家庭内で不幸があった時には、神棚の前面に白い半紙を貼り付けます。半紙は、神棚の中央部分が隠れて見えなくなるように貼り付けましょう。
そして、榊の葉やお水・お米などのお供え物は神棚から撤去し、扉があるならばそれを閉じます。
これを【神棚封じ】と言います。
その期間は、神道の忌中である50日間です。
そして、榊の葉やお水・お米などのお供え物は神棚から撤去し、扉があるならばそれを閉じます。
これを【神棚封じ】と言います。
その期間は、神道の忌中である50日間です。
神道では「神様は死を穢れ(けがれ)ととらえる」ため、亡くなってから50日間は神様に穢れが及ばないように神棚を白い紙で封じるのです。
その間は、神棚にお参りする事は控えましょう。
50日間が経過したなら、白い半紙は取り外して今までどおりに榊とお供え物を飾れば大丈夫です。
その際には、お供えする前に神棚を掃除してあげると丁寧で気持ちが良いですね。
神棚の由来について
現在の神棚は、江戸時代に伊勢神宮のお札を納めるために生まれたものですが諸説があり、中には太古の神話にまで起源を求める考え方もあるようです。これらはお札を納めるためのものではなく、現在の神棚とは少し性格が異なるようです。
また、≪神棚には神様が住まわれている≫と思っている方も多いかもしれません。
でも実はこれ、ちょっと違うんですよ^^
「神様が住まわれているのは神社」であって、御神体が安置されていない神棚には神様は住まわれていません。
神棚は、【神様のあらゆる力が宿る『お札』をまつる場所】です。
神聖なる『お札』に祈りを捧げることで、その願いと感謝が神様へ届くとされているのですね。
神棚は、【神様のあらゆる力が宿る『お札』をまつる場所】です。
神聖なる『お札』に祈りを捧げることで、その願いと感謝が神様へ届くとされているのですね。
年末には神様が家にやって来る
神道においては、大みそかから元旦にかけて、年神様【としがみさま】が家々にやって来ると言い伝えられています。日本でもその昔は、大みそかから元旦にかけては「年神様を一緒に迎えるため夜通し起きていた」そうです。江戸時代では、その年の恵方の社寺への【恵方詣】(初詣)が盛んだったと言い伝えられています。
年神様は、地方によっては『お歳徳(とんど)さん』『若年さん』などとも呼ばれ、暦(こよみ)では【歳徳神】【恵方神】と記されることもあります。
また、祖先の霊や氏神様とされるところもあるようで、地域によっては年神様のお札が出されている神社もあるようです。
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日本は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を主神と崇める神の国です。
以前に森元総理が国会で、「日本は神の国である」と発言したところ、野党が一斉反発。マスゴミからも袋叩きにあいました。
『特定宗教の押し付け』だと言うわけです。しかし、特定野党やメディアが何と言おうが、森元総理の発言は正しいのです。
私たちの祖先は、様々な形で信仰の拠りどころを奉って(たてまつって)現在に至っています。
日本は宗教の自由が憲法で保障されている国家ですので、もちろん私たちがどのような宗教・神様仏様を信じるも自由です。
しかし、自分が信仰する神仏以外を「悪意を持って誹謗中傷」してはいけません。自由の国における暗黙のルールだと思います。
【まとめ】神棚のお札交換や処分はこうする
神棚のお札交換の時期とお札の処分方法について、もう一度確認しましょう。- お札交換は、年内12月1日以降に取り替える。
可能ならば、12月29日より以前にお札交換するのが最も望ましい。 - 古いお札の処分は、神社に『古札所』と呼ばれるお札をお返しする場所が設けてあるので、そこにお納めする。
神棚の祭具なども一緒に処分するときには、神社の神主さんに相談して、お作法に従って処分するように心掛けましょう。
神棚は、神様の力が宿る「お札」をおまつりする最も神聖な場所であり、それは家庭でも社内・事務所でも全く同じことです。
神道の神格は、不浄をもっとも嫌います!
ですから、神棚の古いお札など今後使わないものは、きちんと作法に従ってお返しをし、新しいお札を揃えて厳かに(おごそかに)おまつりするようにしましょう。
そして神棚のお札をきちんと交換できたなら、次は【雲】のチェックですね^^
↓ ↓ ↓
≪神棚の【雲】の意味とは?正しい貼り方はこうする!≫
今回、神棚のお札交換と処分方法について詳しく調べることで、【自分自身のこころの持ち方】についても改めて見つめ直す良いきっかけとなりました^^
日本人が世界に誇れる「こころの清らかさ」を、日々の小さな出来事からでも心掛けていく事が、何よりも大切なのですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。