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破魔矢の正しい飾り方!場所は神棚か玄関?処分はどうすればいいのか

      2017/03/09

破魔矢(はまや)とは、お正月の縁起物として、お寺や神社などで授与される矢の事を言います。神様から授かりいただくものですので、「授与」という丁寧(ていねい)な表現を使うのですね。

また、破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓と一緒にすることもあるようです。「弓で矢を射る」ことから、破魔矢と破魔弓でワンセットと言う事です。


そんな破魔矢ですが、家庭内で飾る場合にはどのように飾るのが正しいのでしょうか?飾る場所や矢の向きなど、分からない事がたくさん出てきますね。

そこで今回は、破魔矢の正しい飾り方と、飾る場所は神棚か玄関なのか、他の場所でも問題ないのか?また、処分はどうすればいいのかについて、詳しくお話ししていきます!


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破魔矢の飾り方「飾る場所はこうする!」

破魔矢は、目には見えない魔の力=(邪心や邪気など)を打ち破り浄化させるための縁起物として、特に正月の初詣に神社や仏閣で授けられる物です。


人の世界では、「邪魔者」等の表現でヒトを対象として呼びますが、邪心や邪気は物体では無い「見えざる魔力」ですから、破魔矢の先端は鋭利な切れ物である必要がありません。それで破魔矢の先端は尖って(とがって)いない訳です。


※下記の内容は、神社本庁(日本各地の神社を包括する宗教法人)と、剣(つるぎ)神社(織田信長公が氏神と崇めた由緒ある神社)との2ヶ所に電話取材した際の回答を元に記事にしたものです。


そんな破魔矢をご自宅内に飾る場合、神棚や床の間または玄関などに飾るご家庭が多いようですが、もっともふさわしい場所は、神棚があるご家庭ならばはやはり神棚に飾るのが最もふさわしいでしょう。

その理由は、神棚にはお札が飾られていて、このお札こそは神様の力が宿る源(みなもと)になる、すなわち神棚は家庭の安全と幸せを見守る要(かなめ)となる神聖なる場所です。


この神聖な場所である神棚に、この先1年間、魔や厄が入り込んで来ないように破魔矢を飾るのです。

読んで字のごとく、家庭に入り込んでくる魔(=厄)を矢で破るわけです。すごく頼もしいですね^^

破魔矢は床の間や玄関リビングに飾るのも正しいのです
ただ、必ず神棚に飾らなくてはならないというものではなく、いろんな方たちが訪れてくる玄関に飾って、破魔矢本来の魔除けの意味合いを持たせたり、毎日家族が食卓を共にするリビングに飾って家族の健康を願ったりする場合もあります。もちろん、これらも正しい飾り方なのです。


結局のところ、神棚に飾るにしろ玄関やリビングにしろ、破魔矢を飾ることにより「家族みんなが災い無く幸せに毎日をすごせますように」と言う願いそのものがもっとも大切になるのです。いつも神様が見守って下さるという気持ち自体が、大切だと言うことですね。

そのような気持ちを持つ方ならば、破魔矢をどこに飾るにしても何も問題なく、破魔矢が持つ魔除け厄除けの力を授かるのです。


一方で、「そんなバカバカしい」と思う気持ちがあるならば、破魔矢をどこに飾ってもそれによる見えざる力は何も授からないでしょう。

願い事だけはたくさん願って、神様から授かったもの(破魔矢やお守りなど)は粗末に扱うのでは虫が良すぎると言うものです。

たとえば、どこに飾ってもいいのならばトイレでもいいの?とか、タンスの中でも入れておこう・・そんな粗末な扱いは普通しませんよね^^

破魔矢はやはり神棚に飾るのが最もふさわしい場所です

破魔矢の飾り方!破魔矢を飾るときの向きは?

こちらも前章の記事と同じく、剣神社と神社本庁に電話取材しました。

破魔矢を飾る時の向きは、基本的にはどんな向きで飾っても特段問題はないとの事ですが、こだわるならばその年の凶の方向に破魔矢の先端を向ける飾り方となります。

また、破魔矢を神棚に立てかけても横に寝かせても、どちらの飾り方でも全く問題ありません。破魔矢の下に、半紙などを敷くなどの配慮も特に必要ないようです。


ちなみに、2017年の「凶の方角」は、「酉(とり)年=西」の反対の方角である『東(=卯の方角)』となります。

破魔矢はお正月の縁起物でもあることですし、正式に厳格な形に従って飾りたい場合は、「東の方角」に破魔矢の先端を向けて「頭上より高い位置」に飾りましょう。

破魔矢や破魔弓を高い場所に飾るのは、私たちが神様を見降ろさないように!(=見下さないように)と言った意味が込められているのですね。


参考までに上棟祭や地鎮祭の場合は、鬼門の方角であるとされている北東と、裏鬼門の方角である南西の方向に向け、屋上に二張りの飾り矢を設置するのが基本とされています。


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破魔矢の処分方法はどうする?

破魔矢を戴いた神社仏閣に参詣すると、境内には古いお札やお守り等を納める場所(古札所)を設置してある場合があります。

1年間家族を見守って下さった破魔矢やお札に心からの感謝の気持ちを込めながら、そこに納めるようにしましょう。


古札所の前には、たいていお賽銭箱(おさいせんばこ)が置いてあるものです。納める破魔矢と同額程度を目安にして、お焚き上げ料(寺院ならば焼納料)を納めましょう

もしも、納める場所が無いようであれば、神社仏閣の職員に申し出るなどして納めるようにして下さい。ちなみに、古札等の納めは年中受け付けているようです。

初節句には親戚から破魔矢を贈るという習慣があります

そもそも破魔矢の由来とは?

破魔矢の【ハマ】は、もともと競技に用いられる的(まと)のことを指します。これを射る矢を【はま矢(浜矢)】、弓を【はま弓(浜弓)】と呼ぶのです。

【はま=破魔】に通じるとして、正月には男児のいる家に弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれました。

のちに、一年の好運を射止める縁起物として、初詣でよく授与されるようになったと言われています。


今では破魔矢は、 【魔を打ち破る】などと縁起物として広く扱われていますね。

家屋を新築した際、 上棟式(建て前)に呪い(まじない)として、鬼門に向け棟の上に弓矢を立てる慣習があります。

また、新生児の初節句には、親戚や知人から、「破魔矢」や「破魔弓」を贈る習慣もあるようです。


破魔矢の正しい飾り方「まとめ」

破魔矢をご家庭内に飾る場合、神棚に飾るのがもっともふさわしい場所です。しかし必ずではなく、床の間や玄関、お茶の間リビングでも問題ありません。

今年2017年の破魔矢を向ける方角は、「東」方向ですが、これも特段こだわる必要はありません。

処分方法は、1年間お世話になった破魔矢を初詣に持参して、神社仏閣に設置してある古札所に納めましょう。その時にはお賽銭箱にお焚き上げ料(寺院は焼納料)を納めましょう。


破魔矢などの縁起物は奥深く慎重に扱うべきものですが、なかなか繊細で難しい部分もあるものです。

だからといって飾り方が雑になったり間違った処分の仕方はしたくないですよね。この機会に、きちんとした基本を身に着けておきましょう。


破魔矢の他にも、鏑矢(かぶらや)、纏(まとい)・・いろんな縁起物がありますが、結局のところ人の行き着く究極は、魔除をしっかり行って幸せいっぱいな人生を呼び込みたい。そんな願いだと思います。

そしてやはり、感謝の気持ち。「ありがとう」が、何よりも一番大切なことなんですね。

 - 【お正月】, 【慣 習】