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暗いし重いクラシック名曲ならこれ!分かりやすい入門シリーズ!vol.7

      2019/01/09

初心者向けで分かりやすいクラシック音楽入門シリーズも、今回で20曲を突破しました!

そこで今回は、じっくり腰を据えて聴き込めるような「暗い」あるいは「重い」雰囲気が立ち込めるクラシックの名曲を厳選しました。


すごくすごーく暗いイメージです。

限りなく重い雰囲気に満ち満ちていて、限りなく深遠なる世界です。これにハマッたら、あなたもクラシック音楽にまっしぐら!?

さて一曲目は、弦楽合奏のために作曲された重い曲、そしてピアノが奏でる暗い名曲をご紹介します。

どちらもクラシック名曲において、は超有名な名曲ですよ。


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バーバー作曲/「弦楽のためのアダージョ」

魂を揺さぶるほど切ない重い1曲目は、かつての名作映画『プラトーン』で使用された、この限りなく暗く重たい名曲をご紹介しましょう。



ベトナム戦争時の混沌をテーマにしたこの映画に、当時の私はそれはそれは大変なショックを受け、何度も映画館へ足を運び見直しました。

この映画が始まってすぐに、スクリーンには過酷極まりない戦場のリアルなシーンが浮かび上がり、その時流れていた音楽こそが今回ご紹介する「弦楽のためのアダージョ」なのです。

この曲から醸し出される悲哀が、スクリーンの凄惨な光景とピタリと一致していて、私の胸中までグッサリと食い込んできた事は言うまでもありません。

戦争がもたらす現実とは何か、自分は今こんな事をやっていていいのか、深く考えざるをえませんでした。


あまりにも苦しくむせび泣く慟哭(どうこく)・嗚咽(おえつ)に、心がえぐられそうな強烈な印象をこの映画から受け、その後しばらくの数日間は本当に放心状態が続きました。

自分はこんな生き方をしていて、本当にいいのか。

人生とは本当は何なのか。

生きるとは、本当はどう言う事なのか。

そんな人生の根幹を考えざるを得ない。「弦楽のためのアダージョ」を聴くたびに、そんな深刻極まりない気持ちになります。

人生の根幹を考えざるを得ない深刻な気持ちになります。
この弦楽のためのアダージョには、ただ単に暗いとか重たいとか、そんな単純な表現では収まりきらない限りない奥深さがあるのです。


ちなみにこの曲の原曲は、同じくサミュエル・バーバーが作曲した「弦楽四重奏曲第1番」の第2楽章です。これを弦楽合奏用に編曲したのが、この「弦楽のためのアダージョ」なのです。


かつて、昭和天皇が崩御された折には、NH○交響楽団の演奏でこの曲が演奏されたという事です。たしかに、日本国の象徴であられる天皇家のために流すにはふさわしい雰囲気の曲だと思います。


アメリカの元ケネディ大統領の葬儀においても、この曲が使用されたそうですが、バーバー自身は「葬式のために作曲したのではない」と不満をもらしたと言うエピソードが残っています。


さて2曲目は、これ以上に重い名曲は無い・・

グリーグ作曲/「オーゼの死」~組曲「ペール・ギュント」より



実のところ、本当にこの曲だけは避けたいと思っていました。

なぜならば、あまりにも・・・あまりにも暗すぎるのです。


絶対に取り上げるのはやめておこうと、密かに決めていました。私自身が、この曲を聴くと果てしなく暗くなってしまうから。

この曲を聴くとき、必ずと言っていいほど『お葬式』を想い出してしまうのです。。

いよいよ、最愛なる家族の一人が荼毘に付されるために我が家を出棺するその時、この曲が流れていました。。あまりにも悲しすぎる想い出です。


組曲「ペール・ギュント」の中には、他にも美しい曲が沢山あります。

わざわざこの「オーゼの死」のように、悲痛に満ち満ちた重たくて暗い曲をご紹介する必要も無かろうと思いました。

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しかしです。

クラシック音楽には、これほどまでに「死」の狭間に横たわるかの如く、重い暗い音楽がある事を知ってほしいとも思いました。

こんな悲嘆にくれた極限まで重い音楽を聴くのは、一度きりで充分です。

とても何度も聴く気にはなれません。
あまりにも悲し過ぎます。


重いけど暗いけども、超美しい3曲目は

ベートーヴェン作曲/「月光」ピアノソナタ第14番第1楽章



「果てしない悲嘆と絶望」とでも言おうか・・いや、絶望ではないのだけどもやっぱり重い。

もしも「悲しみの極致」があるならば、それをまさしく再現し得るのは、月光の曲がもっともふさわしい。

月光は、すべてを語ってくれます。人生をも含む森羅万象すべての苦悩と絶望を語ってくれる。そんな気がします。


神様が地上に生かして下さったベートーヴェンという、クラシック界にそびえ立つ偉大なる作曲家。

とても言葉では言い表せない見えざる何者かが、今もこの世に間違いなく確実に存在している。

それを人々は、『偉大なる魂』と尊敬の念で呼んでいるのです。

『永遠なる大宇宙』

かの大天才ベートーヴェンは、偉大なる魂を人類に残して、彼岸の地へ去っていったのです。


ベートーヴェンの輝かしい名曲の数々は、まさに未来永劫に続く人類への遺産です。

さて、今回ご紹介の3曲、あなたはどのようにお聴きになりましたか。

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