クラシック音楽おすすめ名曲ブログ!これだけは見逃せない3曲vol.2
2021/04/28
はじめまして^^
このブログは、クラッシック音楽を今から極めようとする初心者さんへ送るおすすめ名曲ご紹介シリーズです。
これだけは見逃せないと言う有名な曲を厳選しましたよ^^
クラシック歴40年のわたくしが、自信を持ってご紹介します!
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とかくクラシック音楽は演奏時間が長いので、いいとこ取りをつまみ食いしながらレパートリーを増やしましょう。
では早速行きましょうか^^
今回はワーグナー・ドビュッシー・ラヴェルの有名な曲です!
超おすすめ名曲・先ずはこれ!
ワーグナー作曲/歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲
題名がやたら長いですが、曲自体は10分程度です。
あまり退屈しないように、演奏時間がなるべく短くて超美しい曲を選びましたよ。
曲の冒頭は、ヴァイオリンのピアニッシモ=最弱音から始まり、非常に透明感のある澄みきった音楽は、まるで高原のそよ風の如しです。
早朝の澄み切った清清しい空気を思いっきり吸い込むような。。何も考えずに、ただただ限りなく拡がる大空を見上げているような。。
何とも言えない精練で荘重な空気が漂います。
ワーグナーと言う作曲家は、【楽劇】というジャンルを開拓した革新的な天才です。
いくつもの歌劇や楽劇の前奏曲や序曲は、どれもが劇的な表現で美しい曲が多く、私も大好きな作曲家です。
その中で「ひとつだけ選べ」と言われるならば、このローエングリン第一幕前奏曲ですね。
ドイツロマン派の頂点を築いたワーグナーの真骨頂を感じます。
いまこの瞬間ワーグナーを聴きながら、深遠で永遠なる魂を感じずにはいられません。
まさにリヒャルト・ワーグナーの魂ここに有り。
思わず涙腺がゆるむほどに美しく澄み切った音楽・・まったく美しすぎます。
なお動画は音声のみですが、ご了承下さいませ。
次なるクラシックおすすめ名曲は
ドビュッシー作曲/牧神の午後への前奏曲
近代フランスを代表する大作曲家であるドビュッシー。
その代表作のひとつが今回ご紹介の、牧神の午後への前奏曲です。
クラシックにおける『近代音楽』を語るとき、何が何でも絶対に外す事は出来ない不滅の名曲です。
クラシックと言えば、ベートーヴェンのジャジャジャジャーン!運命!となりますが、牧神の午後への前奏曲は、運命の次にくるくらいに超有名です。
ちょっと異論が出てくるかもですが、それほどの名曲だと言う事です。
10分ほどの短い演奏時間の中で、ドビュッシーの天才性が存分に発揮されていて聴く者を驚かせてくれます。
なんとも掴みどころのない、ふんわりほんわかした感覚。。
とでも言おうか、
終わったような、まだ続くような・・冒頭部分のフルート独奏に始まり、ホルンの二重奏が消えていく様は、これぞフランスのエスプリを感じます。
ドイツロマン派音楽の正反対と思えばいいのかも知れません。ちょっとニュアンスは違いますけどね。
聴いていくうちに、なんとなく分かってきますよ。フランス音楽とドイツ音楽の違いは明確です。
ベートーベンとドビューシーの違い。ブラームスとラヴェルとの違い。ざっくりこんな構図て両者が存在しています。
こんなの覚える必要なんか無いですよ(笑)。
どう感じようが、人それぞれですからね^^
さて、これだけは見逃せない名曲3つ目は
ラヴェル作曲/ボレロ
出ました!ボレロ!
待ってました!って感じです。
これはクラシック音楽に興味ない人でも、「かっこいーなー」と思うんじゃないかと思います!
小太鼓が同じリズムを15分間ひたすら繰り返す中で、たった二つのメロディがいろんな楽器で繰り返し演奏され、段々とクレッシェンド=音量が大きくなっていきます。
そして迎えるクライマックスでは、オーケストラの大音響で華々しく曲を閉じるのです。
生のクラシックコンサートでは、このボレロがプログラム最後の曲になるコンサートプログラムが多く、曲が終わった瞬間、聴衆からの「ブラボー!」が一斉に絶叫される流れになるわけです。
このブラボーについては、私もいろいろ思うところありなので、下記の記事を読んでみてくださいね^^
「クラシックコンサートで耳にするブラボーはマナー違反か?」
ブラボーの怒号はともかく、ボレロも、さきほどのドビュッシーと同じく近代フランス音楽を象徴する名曲中の名曲。
モーリス・ラヴェルの代表作はと問われれば、即座に「ボレロ」!となるのです。
これを知っただけでも、あなたはもう相当なクラシック音楽通ですよ^^
だって、フランス近代の巨匠二人の代表作をもう知っているのですからね!
そんなものですよ^^
クラシック音楽!これだけは見逃せない3曲『まとめ』
さて今回も、演奏が短めのクラシック音楽の中でも、おすすめな名曲を3曲を選びました。まったく不思議なことに、曲を聴いていても、10分や15分という時間の経過を忘れさせてくれるのがクラシック音楽の不思議なところ!
これもまた、天才作曲家たちの成せる技なのでしょうね。
特にボレロ!
あっと言う間の15分間、堪能出来ましたか?