元気が出るクラシック音楽入門!勇気が湧いてくるおすすめ名曲ならこれ vol.6
2021/11/26
こんにちは。
初心者でも超わかりやすいクラシック入門ブログにようこそ!
このブログでは、「クラシックを聴いてみたいけど、よく分かんない」とか「専門用語ばっかりで???」と言う方々のために、とにかく演奏時間が短い名曲をご紹介しています。
クラシックが敬遠される大きな理由のひとつには、「とにかく長すぎ!」というのがあるんですよね。
そこを考慮しながら、短めで聴きやすいクラシックを選んでいます^^
そんな中でも今回は、じわじわと元気と勇気が湧いてくるクラシック曲を厳選しましたよ~
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ではさっそく行きましょう!
元気が出るクラシック!まずはこれ。
見出し
グリンカ作曲/歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
ちなみに作曲家のグリンカ自身が、この曲は【全速力で突っ走るように!】演奏するよう指示しています。
そんな序曲ですから、とにかく忙しいこと極まりない!
元気100倍!1粒300mダッシュ!みたいな曲です(笑)。
グリンカは、ロシアの裕福な貴族家庭で生まれ育ち、ピアノの他にもヴァイオリンや声楽そして指揮法も習っていたようです。
生まれが1804年ですから、ハイドン72歳、ベートーヴェン34歳。時代背景からは、ごくごく一握りの特権階級だったわけですね。
彼はロシア音楽史に残る最初の有名な作曲家と言うことで、【近代ロシア音楽の父】と称されています。
そんなグリンカの弟子の一人には、ロシア五人組のリーダー的存在だったバラキレフがいました。
ロシア五人組は他に、組曲『展覧会の絵』を作曲したムソルグスキーや、交響組曲『シェエラザード』のリムスキー・コルサコフがいます。
そんなグリンカの弟子の一人には、ロシア五人組のリーダー的存在だったバラキレフがいました。
ロシア五人組は他に、組曲『展覧会の絵』を作曲したムソルグスキーや、交響組曲『シェエラザード』のリムスキー・コルサコフがいます。
どちらも、超が付く名曲ですし勇壮でかっこいいんですよ~^^
さて、今回ご紹介する「ルスランとリュドミラ」序曲。
クラシックコンサートの1曲目には大変ふさわしい、元気いっぱいな名曲です!
しかも演奏時間が短くて、初心者でもすごく聴きやすいんですね^^
最初の出だしから、いきなり弦楽器がせわしなく上下に走り回って、うぉりゃーっ!って感じがとっても魅力です(笑)。
何だか気分のいい日に「さぁやるでー!」みたいな雰囲気にさせてくれる魔法の力があるんですね。
演奏時間はわずか4分半。
爽やかにスパッと疾走しながら、鮮やかに曲を閉じます。
4分程度なら、クラシック音楽ではなくても、歌謡番組で流れているような曲でもそれくらいの長さですよね。
本当に、あっと言う間に終わってしまうんです(笑)。
今回ご紹介するゲルギエフ指揮の演奏は、おそらく数ある「ルスランとリュドミラ」序曲の演奏の中でもずば抜けて最速だと言って、まず間違いありません。
演奏するテンポが、めちゃくちゃ超~速い!
私もクラシック歴はそこそこ長いのですが、正直この序曲でこれほど速い演奏は、後にも先にも聴いたこと無いです。
演奏するテンポが、めちゃくちゃ超~速い!
私もクラシック歴はそこそこ長いのですが、正直この序曲でこれほど速い演奏は、後にも先にも聴いたこと無いです。
それから、指揮者ゲルギエフの右手をよーく見て下さい。。
・・・ねっ!そうなんですよ!
なんと【つまようじ】で指揮してる!!
信じられない(笑)。
何と言っても彼こそはクラシック界の超大物!ワレリー・ゲルリエフ。
当代きっての大指揮者ですよ!彼は。
当代きっての大指揮者ですよ!彼は。
そんな偉大なマエストロ(大指揮者に対する敬称・呼び方)が大衆食堂に置いてあるような「つまようじ」で指揮・・・
日本のつまようじがクオリティ高くて、お気に召されたのでしょうか。。
本番前にギョーザ定食でも食べたのでしょうか(笑)
ほかの動画もすべて調べてみたのですが、天才ゲルギエフはどの演奏会でも【つまようじ(のような)指揮棒】で振っています。
と言う事で、なんだかホッとして元気が出てきた、鬼才ゲルギエフ指揮する「ルスランとリュドミラ」序曲でした。
※本当につまようじなのか、あるいは特注の超短い指揮棒なのか、確かな情報はネット上でもまだ見当たりません。
この勢いで、勇気が湧く2曲目!
ハチャトゥリアン作曲/『レズギンカ』~バレエ音楽「ガイーヌ」第一組曲より
ハチャトゥリアンは、ショスタコーヴィチやプロコフィエフと共に20世紀に大活躍したソヴィエト3巨匠の一人と讃えられる旧ソ連の作曲家です。
指揮者としても有名で、作曲者60歳のおりには来日して読売日本交響楽団と京都市交響楽団を指揮しています。
指揮者としても有名で、作曲者60歳のおりには来日して読売日本交響楽団と京都市交響楽団を指揮しています。
亡くなったのが1978年で享年74歳ですから、当時の日本ではディスコブームが起こったり、キャンディーズが引退宣言したり、インベーダーゲームが爆発的に拡がったり、ハウスのとんがりコーンがヒットしたり。
そんな時代を彼は生きたのです。(筆者の世代が分かりますね(笑))
となると、そう遠い年月でもないわけで、何とはなしに作曲家に対して親近感みたいなものを感じたりします。
さてこのレズギンカ。さきほどの「ルスランとリュドミラ」をさらに上回るせわしなさ!!
演奏時間2分30秒!これはもう、クラシックとは思えない短さです!
このロシアの指揮者ウラジミール・フィドセーエフ氏。
テンポが圧倒的にめっちゃくちゃ速い!
しかも、それにオーケストラがよく食いついている!
そこが凄いんです!!
ちなみにフィドセーエフ氏は、旧ソ連時代からモスクワ放送交響楽団で指揮活動を展開し、この交響楽団をロシア有数のオーケストラに育て上げて、今も両者との関係は続いています。
これは、クラシックの世界では本当にすごい事なんですよ^^
それと同時に、彼は世界中の一流オーケストラとの共演をも行いながら、国際的に活躍している指揮者です。
これは、クラシックの世界では本当にすごい事なんですよ^^
それと同時に、彼は世界中の一流オーケストラとの共演をも行いながら、国際的に活躍している指揮者です。
日本にも度々来日しており、彼を知る熱狂的なファンは少なくありません。
かく言う私も、その1人です^^
さてこの「レズギンカ」。
フルートやクラリネットの木管楽器群が、限界に近いような指使いでヒャラヒャラと動き回ってます!
弦楽器の指の動きも、ハンパなく早い!
そして何よりも、このオーケストラ「モスクワ放送交響楽団」。
同交響楽団の名物打楽器奏者である小太鼓のおっちゃん(笑)。サモイロフ氏!
日本のファンの間では、かなり有名人です。
こんなに早いリズムの中でも、表情豊かに叩きまくる様が実に頼もしい!
動画の途中で小太鼓を楽しげに叩いてるおっちゃんが途中で見れますので、要注目してくださいね。
ちなみにサモイロフ氏、現在も現役でコンサートステージで活躍されています^^
それにしても、何回聴いても本当に爽快!いいですねー。
「あースッキリした!」って感じになれます。
クラシック演奏会のアンコール曲にはピッタリです。なんだか勇気がわいてくると思いませんか?
しょーもないことでクヨクヨすんのやめよーぜみたいな(笑)
ちなみに、モスクワ放送交響楽団がフィドセーエフ氏と来日した折のコンサート。
アンコール曲は、もちろんこの『レズギンカ』!
待ってました!のアンコール曲に、聴衆はもうヤンヤの大喝采!
最高に盛り上がってクラシックコンサートが幕を閉じることになるのです。
こんな演奏会の本番に出会えた聴衆は、本当に幸せ者だと思います^^
最高に盛り上がってクラシックコンサートが幕を閉じることになるのです。
こんな演奏会の本番に出会えた聴衆は、本当に幸せ者だと思います^^
ハチャトゥリアン作曲/『剣の舞』~バレエ音楽「ガイーヌ」第三組曲より
さてもう一度、天才ハチャトゥリアン大先生にご登場願いました(笑)。
このメロディは、初心者さんでも聴いたことがあるかも知れません。と言うより、一度は聞いたことがあると思います。
聴いてるうちにこっちまで息遣いが激しくなって、ハアハア言い出すみたいな忙しない曲ですよね(笑)
さあ走るんだ!
そう、走り続けろっ!!
もっとだ!猛ダッシュしろっ!!!
・・・みたいな感じで(笑)
だって実際、そんなふうに聴こえませんか?
そんなハチャトゥリアン作曲の「剣の舞」ですが、曲の終わりでは息も絶え絶えで、ぐんにゃりとグロッキー状態になってみたいに期待に反して静かに終わるんです。
最後が妙にあっけなくて、チャンチャン♪って感じで曲が終わって幕切れなんですね。
ちょっと拍子抜けみたいな感じもします。
それが唯一、「剣の舞」が最初元気でそのうち火が消える・・みたいな淋しさが「なんだかなぁ」と思うところ。
でもやっぱり、最初の勢いはハンパなく豪快ですし、何よりも聴いてるうちに勇気が湧いてくる感じがスゴイので、取り上げさせてもらいました^^
【まとめ】元気が出るクラシック音楽入門
忙しすぎるほど元気いっぱいな3曲、ご感想はどうでしょう?ちょっと疲れましたか(笑)。
さて、こちらのスピード感たっぷりなクラシックも聴いてみませんか?!
↓ ↓ ↓
≪スピード感あるクラシック!疾走感あふれる名曲ならこれだ!≫
この初心者向きクラシック名曲ブログは、クラシックの中でも演奏時間が短い名曲を選りすぐり、毎回3曲ずつご紹介しています。
それでは、すこーし元気が出てきたところで(笑)今回はおしまい!