力強い踊りと熱狂的クラシック音楽!初心者でも聴きやすい入門シリーズvol.25
2016/06/12
美味しいとこ取りで初心者でも聴きやすい、
つまみ食い式クラシック音楽入門も25回め。
じわじわとボチボチとマニアックになってきましたよー(笑)。
今回ご紹介の名曲は、力強い踊りと熱狂的に踊り狂う音楽!
3曲それぞれが、独特の持ち味と雰囲気が楽しめます。
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つまらん説明は抜きにして、早速行きましょ。
大胆でダイナミックな音の動きを堪能してください。
ボロディン作曲/歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」
引用:だったん人の踊り(日本語合唱付き)/井村誠貴/https://www.youtube.com/watch?v=QD9_vBgjsNM
ロシア5人組の一人、ボロディン。
その代表作の中でもとりわけ人気が高いのが、
「ダッタン人の踊り」です。
オーボエの優しく可憐なメロディで始まり、
後半からは一転テンポの速い軽快な音楽となり、
金管楽器が勇壮なる踊りのテーマを吹きまくります(笑)。
ここのトロンボーンがめっちゃカッコいいんですねー。
クラシックの演奏会では、
1曲目にこれを据えるプログラムをたまに見かけます。
演奏時間が短くて、しかも終盤がテンポよく
盛大にスカッと終わるので、
聴いていても気持ちいいんですよね。
なんだか今日は元気が出ないよなー、みたいなブルーな日には
この曲が良いかも知れません。
「まぁいいかー」って開き直れたりするかもです。
その効果は結構あったりしますよ。
精神衛生上、とてもヨロシイ名曲でございます(笑)。
チャイコフスキー作曲/バレエ音楽「白鳥の湖」より「終曲」
引用:P.I.Tchaikovsky: Swan Lake (FINALE) – Wolfgang Sawallisch/Kanál uživatele AchillesValda/https://www.youtube.com/watch?v=G6_XrSdhAM8
大多数の人たちが、一度は聴いたことのある音楽です。
白鳥扮するバレリーナが
両手をヒラヒラさせながら踊る時の、あの名曲!
そのバレエ音楽の、一番最後の終曲をご紹介します。
「白鳥の湖」は、組曲にもなっていて
バレエの名画面ばかりを抜粋しており、
そのどれもが超有名になっているところが、チャイコフスキーの
偉大さですね。
演奏会の最後にこの曲をやると、
聴衆の「ブラボー」怒号がドッと湧き起こるでしょう。
しかし感動のブラボーは半分もなくて、
ほとんどが「ただ目立ちたいブラボー屋」ばかり。
感動なんてしていないクセに、
安易にブラボーを叫んで欲しくない!
あっ、このブラボーについての独り言を別の記事に書いたので
ぜひぜひお読み下さいませ。
↓ ↓
クラシックコンサートで耳にするブラボーはマナー違反か?
ビゼー作曲/「カルメン」第2組曲より「ジプシーの踊り」
引用:「カルメン」第2組曲より ジプシーの踊り ビゼー/happy music/https://www.youtube.com/watch?v=_CX6eIyx_R0
ビゼーのカルメンとアルルの女は、
まさにフランスロマン派音楽の金字塔とも言える黄金の組曲です。
組曲の中のそれぞれが本当に
綺麗で美しくて優雅で
南フランスはプロヴァンスって雰囲気なんですね。
絶対にドイツ風のゴツゴツではなく、
ロシア風な冷たさでもなく、
北欧風の陰鬱さでもない。
やっぱフランス音楽です。
引用http://goo.gl/eHFpeb
特にこの「ジプシーの踊り」は、
ジプシー達が歓喜に熱狂して踊り狂う様がよく表現されていて、
力強く盛大かつ熱狂的に盛り上がる。
ビゼーという作曲家は、まさに天真爛漫なる性格だったのかな。
その辺は神のみぞ知る、ですね。