切ない悲しいクラシック音楽入門!スペインの情熱あふれる名曲vol.23
2019/06/25
初心者クラシックファンからいっきにマニア一直線!
切ない悲しいクラシック音楽入門、今回はスペインに焦点を当てました。
皆さん、スペインと言えば何を思い浮かべますか?
闘牛?フラメンコ?サッカー?
スポンサーリンク
スペインの場合、どれもテンションがかなり高めですよね^^
でも、しっとりと切なくて悲しい雰囲気もスペイン独特ですよ。
さて今回は、情熱と憂いの国スペインの空気をじっくり楽しんで下さいね^^
フャリャ作曲/『恋は魔術師』より「火祭りの踊り」
ファリャの代表作と言えば『恋は魔術師』と『三角帽子』。
とりわけこの「火祭りの踊り」は有名で、吹奏楽コンクールでもしばしば取り上げられる名曲です。
なんだかオドロおどろしい怪しげな雰囲気が終始漂う、いかにも不思議の国スペインらしい迷曲!(名曲)です(笑)。
暗い重い曲と言うよりも、スペイン独特の怪しげな雰囲気が大変魅力的・・というか何というか。
とにかく不思議な感覚なんですね。
ロドリーゴ作曲/『アランフェス協奏曲』より第2楽章
スペインの偉大な作曲家ロドリーゴ。
彼の代表作であるこのアランフェスの協奏曲は、今日でも頻繁に演奏会で取り上げられているギターの超名曲です。
特に第2楽章は、憂いに満ちた悲しく切ない表情がロドリーゴ独特の世界を醸し出していて美しいです。
悲しくも美しい。重い曲かと言えば、ちょっと違うのです。
ここはじっくりと腰を据えて聴きたい名曲ですね。
何ともいえない抒情的で感傷的な音楽が流れていきます。
遠い在りし日を回想しながら深いため息をつく。。そんな感じの切ない悲しい曲です。
アルベニス作曲/組曲『エスパーニャ』より「タンゴ」
スペインの作曲家を3人あげろと言われて、ロドリーゴやフャリャ、タレガが出てきても、
アルベニスがスッと口から出てくるなら、あなたはクラシック通の仲間入りです。
そうです。もう貴方は、れっきとした正統派クラシック通を自称してもOK!
スペインが生んだ天才作曲家アルベニス。
数ある名曲の中でも、この第2曲「タンゴ」と、第3曲の「マラゲーニャ」はつとに有名です。
ギターに編曲された版が、よく演奏されています。
ちなみにこの「タンゴ」は、スペインの闘牛士よろしく荒々しく情熱的なタンゴ調をイメージしますが、そうではなくて、のどかで牧歌的な印象さえ受けます。
4歳にしてピアノを弾きこなしてしまった天才の思考回路をのぞいて見たいものです^^
片や4歳のピアノがパラパラ弾ける天才幼児!
片やの私はと言えば、いまだにうまく弾きこなせない。。
この歴然の差に、切なく暗くなりそうです笑