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トランペットの名曲ならこれ!有名なトランペット協奏曲ベスト3!

      2016/11/12

トランペットが大活躍する名曲なら、まずはこの3曲がおすすめです。

クラシックのジャンルで有名なトランペット曲は、ざっと数えただけでも20曲も30曲もあります。

その中でも厳選して、誰もが認める超名曲が今回ご紹介する3つの協奏曲ですよ^^

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ハイドン作曲/トランペット協奏曲 変ホ長調


トランペット協奏曲でもっとも有名な曲はと問われるならば、ラッパ吹きであれば誰しも迷わずこの曲を上げるでしょう。
音楽大学の入試では、実技の課題曲で必ず課せられる曲でもあります。


引用:J. Haydn: Concerto para Trompete e orquestra em Mi bemol maior/https://goo.gl/1wTK5m


作曲されたのは、今から200年以上前にさかのぼります。ハイドン以前では、バルブ(今で言うピストン)が付いたトランペットはまだ無くて、ナチュラルトランペットと言う「倍音しか音の出ない」楽器でした。


倍音は、高音域になると音階らしき音が出るのですが、中音や低音域ではド・ソ・ドしか音が出ません。あとは唇の締め方と息の出し方(ブレスコントロール)だけで音域をコントロールしながら吹かなければなりません。ですから、ナチュラルトランペットの演奏は、大変高度な演奏テクニックを必要としました。


それがハイドンが活躍している最中に、バルブの付いたトランペットが発明されてからは、中音域でもドレミファソラシド・・と、音階が演奏可能となり、今までのナチュラルトランペットとは比べ物にならないほど、安定した音程で演奏出来るようになったのです。そんな時代の名曲です。


このトランペット協奏曲には、深い想い出があります。私がまだ小学生の頃、自宅前のお兄ちゃんが、音楽大学を目指していました。それで、来る日も来るも、前の家からトランペットの同じメロディが聞こえてくるのです。

「あー、また始まったなあ」って感じです。「ミーーファーーソ、シミファソラシーーー」毎日よくも飽きもせずに同じ曲を練習するもんだと、関心しつつも半分あきれていました(笑)。それが、ハイドンの有名なコンチェルト(協奏曲)だと知ったのは随分あとになってからです。


なので、私の潜在意識の奥深くには、知らず知らずにハイドンのトランペット協奏曲が染み込んでいます(笑)。その影響かどうかは定かではありませんが、中学入学後すぐに吹奏楽部に入って、楽器はトロンボーン担当になったものの、トランペットの憧れは捨てきれず、高校~大学では迷わずトランペットに専念しました。私の潜在意識には、間違いなくハイドンの名曲が刻み込まれていたに違いありません。


そんな想い出のある、ハイドン作曲のトランペット協奏曲。本格的にトランペットの練習を始める学生にとっては、絶対に避けて通れない必須中の必須の課題曲です。

この曲を完璧に吹きこなせるなら、コンクール上位入賞は間違いない!トランペット奏者を名乗る人なら、「その通りだ」とうなずくはずです。

一見かんたんそうで、こんなに難しい名曲は無いのです。


フンメル作曲/トランペット協奏曲 変ホ長調


引用:フンメル - トランペット協奏曲 モーリス・アンドレ 小澤 / ロンドン交響楽団https://goo.gl/rLNpKN


ハイドンがトランペット協奏曲を作曲した1800年から、わずか3年後に作曲されて世に出たのが、この曲です。

ハイドン同様、トランペット協奏曲の双璧を成すほどの重要な曲であり、やはり音楽大学の実技の課題曲やコンクールの課題曲に取り上げられる重要なレパートリーとなります。


ハイドンの協奏曲は、いかにもバロック時代の音楽だと思わせるような、骨格がしっかりした「真面目な」音楽だという印象ですが、一方のフンメルのほうは、とても同じ時代とは思えないほどの華やかさがあります。

特に、第二楽章の哀愁と郷愁に満ち溢れた穏やかな音の流れには、思わずうなってしまいます。すでにロマン派の香りが満ちあふれていて、ハイドンの時代に作曲されたとは思えない美しさがあります。


このフンメルの協奏曲を初めて聴いたのは、高校生の時にテレビでNHK交響楽団の演奏会を放映していたときです。トランペット協奏曲と言えばハイドンしか知らなくて、フンメルを聴いた時の驚きと言ったら、もう言葉にはならないほどでした。


「こんなにカッコイイ協奏曲があったんだ」(笑)本当にそう思いました。

当時は(もう40年前!)、テレビの録画など出来るはずもなく、レコード屋へ行って(昔はCDなど無かった!)探しても、そんなマニアックな曲のレコード盤は無く・・・。そんな調子で、記憶している部分だけを何とか思い出しながら、自分で練習したものです。


そのうちに、ラジオのFM放送でこの曲が流れるのをチェックして早速録音!久しぶりに聴いたフンメルのコンチェルトには、感激もひとしおです!録音したなら、もうこっちの物!楽譜など無くても、音だけ探っていきながら全曲演奏が可能になったのです(笑)。


都会の高校生ならば、楽器店へ行けばすぐに楽譜が手に入るのでしょう。いなかの高校生では、そうはいきません。何をするにも遠回りしなければいけない環境なのです。でも、その分しっかり音楽そのものが身に付いたのではないかとも思うのです。


一つずつ音を拾って音符にしていき、あとは練習を重ねて身体で覚えていく、そんな練習方法だったのです。そんなこんなで、フンメルのトランペット協奏曲は、ハイドン以上に思い出深いのです。

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アルチュニアン作曲/トランペット協奏曲 変イ長調

チモフェイ・ドクシツェルという旧ソ連の有名なトランペット奏者のために作曲されました。1950年頃の作曲という事ですから、今から60年ほど前の時代。ハイドンやフンメルとは違って、まさに現代に作曲された音楽と言えます。


引用:Gábor Tarkövi – Arutunian Trumpet Concerto/https://goo.gl/7rUlu3


さすがに現代の曲だけあって、曲の始まりとともに、いきなりトランペットがちょっと暗めなイメージの演奏を始めます。

しばらくすると、軽快なテンポに変わって、リズミカルに細かいパッセージ(音符・メロディのこと)を鮮やかな「タンギンク」で吹きこなす華やかな演奏が展開されていきます。


全体には、フンメルやハイドンと比べると華やかさが全く違っていて、音の動きや表情の幅広さなどにおいても、やはり現代の音楽だなあと感じます。特に、ゆったりした場面では、ジプシー的な哀愁を帯びた感覚や、アルメニア的な要素(ちょっと難しいかも)も聞き取れるところが、何とも魅力的です。


ちなみに、この「アルメニア的」というのは、たとえば誰でも知ってるこの有名な曲も「アルメニア的な」音楽なんですね。
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ところで、前述の「タンギング」

金管楽器奏者が音を出すときに、唇で「トゥー」という発音をしながら息を吐き出して音を出すわけですが、この「トゥー」自体をタンギングと言うのです。

このタンキングが、アルチュニアンのような協奏曲ではとても大切な要素であり、天才奏者であるドクシチェルの手にかかると、まさに鮮やかなるタンギングで華麗な演奏を披露してくれるのですね。


これも私が高校生時代に、前述のチモフェイ・ドクシツェルが来日して各地で演奏会を開き、FM放送でもその演奏会が流されました。その時の曲が、このアルチュニアンの協奏曲だったのです。それはそうですよね。まさに、自分のために作曲されたトランペット協奏曲なんですから!


ラジオから流れる柔らかくて伸びの有る美しいトランペットの音には、すっかり打ちのめされました。こんな世界があるのかと、心底から感嘆。

「音楽の友」というクラシック専門誌を買って、そこには全面広告でドクシツェルがトランペットを演奏している写真が載っていました。


そのアンブシュア(楽器を演奏する時の唇の形を言います)を、手鏡を見ながら同じようなアンブシュアになるよう真似ました。

とにかく、彼のように輝かしい音が出したいとの一心で、少しでも上手くなりたいと練習を続けたのです。名曲と名演奏は、人を引き付けるものですね^^

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