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おせち料理の由来はこうです!その意味も知って鼻たかだか!

      2016/12/25

おせち料理で好きなもの、どれですか?私は、伊達巻と錦たまごに黒豆です。甘いものを、おやつのようにダラダラ食べ続けるのが至福(笑)!


このおせち料理、そもそもどうして始まったのか、その由来は案外知られていません。

そこで今回は、おせち料理の由来と、おせちの意味はどうなのか詳しく調べてみました。


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おせち料理の由来とは?

おせち料理の大元は、奈良時代に朝廷で行われた、「元日節会(がんじつ・せちえ)」という、天皇が家臣たちに食事をふるまう行事までさかのぼります。

この元日節会と言う行事を、江戸時代に庶民がマネするようになったのが、おせち料理の始まりと言われています。


「書き初め」にしろ「どんど焼き」にしろ、宮中で行われていた行事が時代の変遷とともに庶民に広まっていき、今日の姿にたどり着いているのですね。

平安時代の宮中では、多種にわたる様々な行事が繰り広げられていたのですね。


ちなみに、書き初めの由来はこうなっています。
 ↓ ↓
≪書き初めの由来と意味を知ろう!いつやるのが正しいのか?≫


宮中から「節会」が伝わった当初は、お正月にやって来る年神様に捧げる料理として、三方(さんぽう=神事において神饌(しんせん)を乗せる台のこと)に、おめでたい食べ物を盛って飾ったり来客にふるまったりしていたようです。


1780年代以降には、年神様専用としてお膳に煮物を盛って飾るようになり、これを「おせち」、それとは別に、お正月料理は重箱に詰めて「食積(くいつみ)」と呼ぶようになりました。


その後、重箱にも煮物を詰めるようになっていき、次第に「おせち」と「食積」のメニューが一緒に混ざっていった経緯があるようです。


引用:Japanese food Washoku “Osechi” おせちjmkn58710 .https://www.youtube.com/watch?v=zKhtcna9Jhg

現代の「重箱に詰めたお正月料理をおせち料理と呼ぶ」習慣が始まったのは、明治時代に入ってからと言われています。

戦後になってから、デパートで重箱におせち料理を詰めたものを販売したことがきっかけとなり、現在のおせち料理の習慣が一般的に広まっていったのですね。


今でも豪華なおせち料理といえば、デパートで予約して購入するものが真っ先に思い当りますが、元々豪華なお重に詰めたおせち料理は、デパートが発信元だったんですね。

デパートも、伝統とプライドをかけて素敵なおせち料理を毎年発売するわけです。顧客を他から呼び込まなくては売り上げが上がりませんからね。


「おせち」具体的にはどんな料理なのか?

おせち料理の中身は、以下の5種類に分類されます。

  1. 「祝い肴」
  2. 「口取り」
  3. 「焼き物」
  4. 「酢の物」
  5. 「煮物」
実は1つ目の「祝い肴」、これは関東と関西で内容が違っているんですね。

  • 関東:黒豆・数の子・ごまめ(田づくり)

  • 関西:黒豆orごまめ(田づくり)・数の子・たたきごぼう

おせち料理は、干したものや濃い味付けのものなど、日持ちするメニューがほとんどです。これは、お正月の間は女性も台所仕事をしないでゆっくりできるように、という説が有名ですが、実はもうひとつ説があるんです。

それは、年神様をお迎えしているお正月の間は「火が聖なるものだから」お料理をしないようにする、もしくは火の神様である「荒神様」を怒らせないように火を使わないという神様関係の説。


どちらの説でも、お正月にはできるだけ火を使わず、家族全員でのんびり平穏に過ごしましょうよ!と言う事ですね。主婦が家事を休めるようにするのは、とっても大事です!

大晦日に、「大晦日用の食事」と「おせち料理」の両方を作らなくてはいけなくて、本当に主婦業は大変なんですよね。

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おせちの中身・メニューの意味と由来は?

現在では、デパートだけでなく有名レストランや通販でもおせち料理を扱っていて、お刺身メインのものからフレンチや中華、果てはペット用おせち!までありますよね。

中身も豪華で、ローストビーフやらエスカルゴ、鴨肉にフォアグラと、「せっかくのお正月なんだから!」と奮発するのに打ってつけのメニュー♪


でも、伝統的なおせち料理の中身にはそれぞれ意味があるんです。

豪華でおいしい奮発おせちももちろん良いけれど、日本の伝統として込められた思いを知っておくのも大切!

そこで代表的なおせちのメニューについて、一品ずつ込められた意味を解説しましょう。

  • 『黒豆』

  • 黒い色が「邪気を払う」と考えられています。また、黒=日焼けと考え、まめ(=まじめ)に達者でシワが寄るまで長生きをとの願をかけて。


  • 『数の子』

  • 卵の数が多い=末代までの子孫繁栄を願っています。


  • 『ごまめ(田づくり)』

  • 片口イワシを肥料とした田畑が豊作になった伝説にならい、豊作を願って!


  • 『たたきごぼう』

  • ごぼうの形から「細く長く」幸せにと願っています。

    また、地中にしっかり根を張るごぼうの様子から、家がしっかり根を張って安定するようにとの願いが込められています。


  • 『紅白かまぼこ』

  • かまぼこは「日の出」を象徴しています。

    さらに、「紅はおめでたさや魔除け」を、「白は神聖さ・清浄」を表します。


  • 『伊達巻き』

  • 形が巻物(=大切な文書や絵)に似ていることから、知識がどんどん増えることを願って!。


  • 『栗きんとん』

  • 見た目から金色の財宝を連想させますね。金運をもたらすことを願っています。


  • 『紅白なます』

  • 生魚・大根・にんじんをお酢で和えて作ります。

    完成品の紅白の色がお祝いの水引と似ているため、おめでたい料理として。


  • 『えび』

  • 熱を加えたえびの姿にちなみ、長いひげを生やして、腰が曲がるまで長生きするようにと願って。


  • 『昆布巻き』

  • 「こぶ」を「よろこぶ」にかけて縁起の良い食材とされています。

    また「こぶ=子生」と書けることから、末代に渡る子孫繁栄を願っています。


おせち料理の由来と意味のまとめ

おせち料理は、その一つひとつの食材にも、出来上がったお料理にも、先人の尊い願いが込められているのですね。

おせち料理の由来は、奈良時代の「元日節会(がんじつ・せちえ)」という、天皇が家臣たちに食事をふるまう行事が起源だと分かりました。

そして、長寿(長生き)、子孫繁栄や豊作・金運アップするようにとの願いがそれぞれの料理に込められています。


今までは、ただ何となく「おせち」はおめでたい料理なんだな程度でしかなかったのですが、今回いろいろ調べたことで非常に意味深い由来と伝統が息付いていることに驚きました。


そして、日本古来の伝統ある食文化は、本当に美しいものだなと改めて想った次第です。

 - 【お正月】, 【暮らしの疑問】