お彼岸に結婚式を行うのは問題ないのか?日取りのタブーを徹底調査
2019/04/04
結婚式の日取りを決める作業は、なかなか大変なものですよね。
親戚や知人など様々な都合などを考慮した上で、「これで完璧に日取りを決めた!」と安心しても・・
後になって、いくつかの不具合や不都合など出てくるのが珍しくないと思います。
たとえば、春や秋のお彼岸は祭日ですから、仕事もお休みの人が多いとは思います。
でも、果たしてお墓参りの日である【お彼岸の中日】に結婚式をあげても慣習上問題はないのでしょうか?
何となく避けた方が無難なような雰囲気を感じるのは、私だけではないと思います。
そこで今回は、『結婚式をお彼岸に執り行ってもいいのか』について、徹底調査してみました!
スポンサーリンク
見出し
結婚式をお彼岸にしてもOKなのか?
春と秋のお彼岸にはお墓参りに行く、という慣習が古くからの日本のしきたりですね。彼岸の中日は国民の祝日ですから、多くの人たちがお仕事を休める日になります。
その週末の土日と絡ませて連休にするために、祭日の前後に有給休暇などを取る人もいらっしゃると思います。
お彼岸は、多くの人が事前から予定を入れている可能性がある日とも言えそうですね。
「お彼岸に結婚式なんて・・お墓参りに行けなくなるなぁ」
「家族で出かける予定だったのになぁ。。」
相手方がこんなふうに落胆しないためにも、お彼岸の結婚式は外したほうが無難との考え方が一般的な慣習のようです。
「家族で出かける予定だったのになぁ。。」
相手方がこんなふうに落胆しないためにも、お彼岸の結婚式は外したほうが無難との考え方が一般的な慣習のようです。
それに加えて、【お彼岸=仏事=仏様にお参りし故人を偲ぶ日=吉凶で例えるなら『凶』】という思いの方もいらっしゃいます。
お彼岸中の慶事(結婚式)は良くないと言われる所以(ゆえん)ですね。
世の中には極端な考え方もあって、「お彼岸の月は全部ダメ!」と言うようなちょっと偏屈な方もおられるとも聞きます。
ここはやはり親戚知人の皆さんへ、きちんと事前の確認を取ることが重要ですね^^
結婚式の日取りに『仏滅はダメ』その理由は?
一般的に、仏滅に結婚式をしてはいけないということは知られていますよね。でも、その理由はどのようなことからくるのでしょうか?
そもそも仏滅は、中国から伝わった『六輝』という暦の一種です。
そして、六輝には『6種類の日』があります。
カレンダーや手帳などで見かけたことってありませんか?
それぞれ、下記のように一日の中にも『吉』の時間帯と『凶』の時間帯があるのです。
- 『大安』一日中すべてが吉の日
- 『友引』友を引っ張るという意味の日。昼以外の、午前・夕方・夜が吉
- 『先勝』急ぐと良い日。午前は吉で午後が凶
- 『赤口』午の刻(11時~13時)のみ吉。それ以外の時間は凶
- 『先負』急ぐとダメな日。午前が凶で午後が吉
- 『仏滅』仏も滅するほどの大凶の日。一日中、凶
仏滅は一日中すべてがダメなので日取りから外すのです。
「ああ、なるほど」と、理屈としてはうなずける内容ですね。
結婚式の日取り『仏滅』以外はどうなのか?
先負については、『先に仕掛けた方が負ける』という意味合いを持つことから、結婚式を挙げる日には向いていません。
それ以外の日ならば、赤口までなら結婚式を挙げても大丈夫と考えられています。
それ以外の日ならば、赤口までなら結婚式を挙げても大丈夫と考えられています。
それぞれの日の吉の時間帯に合わせると、なお縁起が良くなりますね^^
一方で、「六輝なんて気にしないよ」という家同士の結婚式ももちろんあるわけです。
仏滅ならば、結婚式場の費用が安く済んだり、挙式直前でも空いていたりと様々なメリットが多いことから、あえて仏滅に結婚式を挙げる方々もいらっしゃいます。
これについては、人それぞれの考え方ですから、どちらがいいとは言えないですね。
地域によっては、旧来からのしきたりにはガチガチにこだわる地域もあります。
『大安以外』で結婚式を挙げたいと思ったら、まずは双方の親戚に確認してみるのが大事なことですね。
六輝以外で気を付けるところは何か?
それでは、結婚式の日取りについて、六輝の他に気を付けることを確認してみましょう。いろいろと、たくさんあるんですよ。
結婚式は避けた方が良い時期
- 異動の時期
- 大型連休
- 繁忙期
- 真夏や真冬の時期
- 挙式から披露宴・二次会まで一度も外には移動しないで済む場所で行う
- 駅から徒歩数分程度の近い場所で行う
- 披露宴会場のホテルに部屋をとる
招待状を送った上司が異動で違う部署へ!なんてことが起こる可能性も有りえますよね。これを避けるためには、一般的に異動のない時期に招待状発送~披露宴まで行えるようにしましょう。
異動で多忙なところへ送られてきた招待状は、あまり歓迎されるものではありません。
ゴールデンウィークやシルバーウィーク・年末年始は、家族での旅行やレジャーなどの予定を入れる方が多いです。特に会社関係者を呼ぶ場合には、「家族で○○へ出かけようと思ってたのに行けなくなった」と変に恨みを買ってしまう可能性もゼロではありません。
大型連休の挙式は外したほうが無難です。
招待客の仕事の繁忙期にぶつかると、これは相手にとってはご迷惑な話しです。「このクソ忙しいときに!」なんて気持ちで出席してもらっても悲しいですよね。
業務の繁忙期は、出来る限り日取りから外すよう配慮が必要です。
寒い時期や酷暑の中での結婚式は、招待客がとても辛いです。特に結婚式の出席となると、ドレスに薄い羽織もの程度の軽装で行く場合や、着物で行く場合が多くなりますよね。
結婚式当日の気候が寒すぎても暑すぎても、挙式の行き帰りがかなり大変です。
この時期はできるだけ避けるようにしたいものです。
でもどうしてもこの時期に挙式したい場合には、
結婚式は避けた方が良い日
- 平日
- 早朝・深夜
たとえば、新郎新婦の仕事が平日休みの仕事であっても、招待客のほとんどは土日休みの場合が多いもの。仕事を休んで結婚式に参加するわけには……と、お客様の少ない披露宴になってしまうのも悲しいものです。
一般的には、平日は外した方が良いですね。
たとえば飛行機での移動でご招待する人には、交通費とホテルの部屋を用意しますよね。ですが、多少遠方の招待客には、特別な用意はしないものと思います。
この「ちょっと遠方」の人にもホテルの部屋を用意しなくてはいけなくなるのが、早朝や深夜の挙式の場合です。
さらに、子どもがいるママの場合は、昼間の式なら旦那様に預けて参加することもできますが、早朝・深夜ともなると家にいないワケにはいかなくなってしまいます。
ご招待した方々みなさんに心労をかけずに参加して頂くためにも、この時間帯はタブーです。
これは外しましょう。
【まとめ】お彼岸に結婚式を行うのは?
最後にもう一度、確認しておきましょう。お彼岸の結婚式は外したほうが無難との考え方が一般的な慣習でしたね。
晴れの結婚式は、その後一生のあいだ深く想い出に残る日です。
自分たち新郎新婦だけでなく、参列者全員の方々が気持ちよく結婚式当日を迎えられる日にしたいですよね。
私も今までたくさんの結婚式に出席してきましたが、ご招待客の温かなお気持ちが素晴らしい披露宴を作るんだなと実感しています。
想い出に残る結婚式になるよう、慎重に準備を進めていってくださいね^^