入学式にふさわしい着物と髪型はこうです!ポイントをやさしく解説
2019/08/21
いよいよ入学式がすぐそこに近づいていますね~。
そろそろ何を着ていくのか、あなたはもう決まりましたか?
特にママの場合は、しっとりと落ち着いた着物にしようか、多数派のスーツにしようかと迷うところですよね。
そこで今回は、「思い切って着物で出席しよう!」というママのために、晴れの入学式にふさわしい着物の選び方や髪型について分かりやすく解説します♪
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入学式にふさわしい着物は【訪問着】です
入学式は正式な式典なので、礼服がふさわしいと言うのが一般的な慣習です。ですので、その考え方で行くならば『訪問着』または『付け下げ』になりますね。
模様については、最近とくに流行している洋柄ものの場合、式典の場にはふさわしくないと見られる可能性が高くなります。
入学式には出来るだけ古典柄を選びましょう。
それに合わせて、帯も古典柄にするのがベストですね。
また、ピンクの訪問着や色無地を持っている方は多いと思いますが、このピンクの色が明るすぎたり光沢のある柄の場合は、別に少し落ち着いた色味の着物を着られるといいですね^^
引用:http://goo.gl/Q26G1u
ただ、入学式の主役はあくまでもお子さんです。
親は付き添い役ですので、あまり目立つのは良くないという考え方も根強くあります。
そうなってくると、紋の入っていない『色無地』や『江戸小紋』でもOKという選択にもなるようです。
実際にどのラインまでOKなのかは、正直なところ学校によりけりなので、一概にこれが正しいなどとは言えない部分があります。
なので、もし可能ならば、先輩ママさん達に一度確認してみるのがもっとも無難な方法ですね。
それも不明な場合は、差しさわりのない無難なところで『訪問着』あるいは『付け下げ』で入学式に臨むのがいいでしょう。
ところで、ママさんの中には「『訪問着』と『付け下げ』の違いって何?」と言う方もいらっしゃると思われます。
そこで次に、着物の種類について見てみましょう!
入学式にふさわしい着物の種類がある!
一口に着物といっても、実は種類が様々にあるものです。結婚式にジーンズ姿で出席する少し場違いになるのと同じように、着物でもフォーマルな場にはふさわしくない種類があるのです。
ここでは着物の種類をひと通り見ながら、今後のためにもおさらいをしておきましょう。
- 【黒留袖・色留袖・振袖】
- 【訪問着】
- 【付け下げ】
- 【色無地】
- 【小紋】
- 【江戸小紋】
留袖は、『黒留袖』『色留袖』どちらも既婚女性が着る中では【最高の礼装】となります。
一方で、『振袖』は、未婚女性が着る礼装ですね。
引用:http://goo.gl/Q26G1u訪問着とは、着物を広げた時に縫い目に関わらず絵柄がつながっているものとなります。
この訪問着も、黒留袖や色留袖・振袖などと同じく、礼装となります。
引用:http://goo.gl/46ctrj絵柄が縫い目を跨がないもので、本来は訪問着より格下の扱いとなりますが、最近では訪問着とほぼ同等の格付けとされています。
引用:http://goo.gl/6rwSG6色無地とは、模様のない着物で、紋が付いていないものは街着用となります。
色無地でも、紋を1つ付けると礼服に使える着物となります。
引用:http://goo.gl/y7w9n5小紋とは、全体に同じ模様が上下なく描かれている着物で、街着用の着物となります。
着物の普段着バージョンですね。
引用:http://goo.gl/xw2kc7江戸小紋は、大名の裃(かみしも)を発祥とする模様のため『格が高い』とされています。
特に、【三役】と呼ばれる『鮫』『行儀』『通し』は、紋を入れれば礼服扱いとなります。
※画像は『通し』紋様です。
以上が着物の種類の区分けとなりますが、この中から入学式に合った着物を選ぶことになります。
一口に着物と言っても、目的によってたくさんの種類があるのですね。
帯や小物もきちんと選びましょう!
着物と同様、帯にももちろん種類があります。『袋帯』『名古屋帯』『半幅帯』とありますが、入学式にはフォーマル向けの『袋帯』が適しています。
結び方は袋帯で主にされる「二重太鼓」で決めましょう。
引用:https://goo.gl/lkEE2h
基本的には、着物と反対の色合いの物を合わせるようにします。
たとえば、着物が明るい色なら暗めの色の帯を、着物の模様が大きいなら帯の模様は細かいものを合わせるのが基本です。
着物でもバッグについては、実は洋風のハンドバッグでも問題ありません。
着物が縦長ラインなので、横長ラインのバッグを選ぶとオシャレ感が出ますね♪
引用:http://goo.gl/E62rFL
着物に合う&自分で簡単に出来るヘアアレンジ♪
洋装の場合は、少しルーズ感の出る髪型でもあまり違和感はありません。でも、着物の場合はあまりルーズな髪型にすると≪ただ単にだらしなく見えてしまう≫ので、これは要注意です。
かといって、美容院で豪華にセットしてもらうと、今度は華やか過ぎる場合も有り得ます。
これもまた、入学式と言う式典では、あまり相応しくないですね(汗)。
あくまでもお子様の『付き添い』であることを念頭に、 きちっとしたまとめ髪にできると良いですね。
自分で簡単に出来るヘアアレンジ♪
さてここからは、自分でカンタンに出来るヘアアレンジをひとつご紹介しましょう^^- 後頭部下の方で【半分に折った形で】ひとつに結ぶ
※このとき、結び目の上方の髪に少しゆるみを持たせる - 結び目より外側にある部分を全て、結び目の内側に上から入れ込む
- たるんだサイドの部分を、入れ込んだ部分にかぶせるように集め、まとめてピンで留める
※下記の動画内では特別なピンを使用していますが、U字ピンとアメリカピンで同様に留められます
手順としては、たったこれだけです!
動画のように、大きめのリボンやお花の飾りをつけても良いし、控えめにするならパールの付いたピンやかんざしで飾るのも良いですね♪
入学式に着物って本当にステキ!
私の知り合いに、子どもが生まれてから以降に着物好きになった方がいます。「小さな子どもがいるのに着物!?」と最初は思ったのですが、安くて洗濯機で洗えるタイプの着物を普段着として活用して、幼児期も乗り切っていました。
着物を普段着にできるなんて、何だかとっても素敵ですね♪
洋服とは全然違ったルールがあって、持っていても着るのを躊躇してしまいがちですが、あまりに変なラインを越えなければ、今はそんなに目くじら立てる人もいないようです。
着物を持っている人は眠らせておかずに、ぜひとも活用してあげてくださいね♪
引用:http://goo.gl/Q26G1u
入学式にふさわしい着物と髪型はこうする【まとめ】
入学式に着物で出席する場合には、『訪問着』または『付け下げ』がふさわしいと言うことでしたね。模様については、古典柄を選ぶようにしましょう。
それに合わせて、帯も古典柄にするのがベストでしたね^^
繰り返しますが、入学式の主役はあくまでもお子さんです。
たとえ格が高い訪問着であっても、あまりに派手すぎるものはNGとなります。
ましてや成人式などで見られるような、襟や袖にレースなどが施してある着物などは絶対にNG!
それは控えるよう、心掛けたいものです。
お子様の晴れの入学式、身も心も清々しい気持ちで臨みたいものですね^^