それ教えて!

「それが知りたい」貴方の疑問いっきに解決!

雛人形の仕丁や三人官女の意味や役割とは?

      2016/12/24

雛人形を一緒に飾る時、お子さんに「このおんなのひと、だれ~?」とか、「なにもってるの~?」なんて聞かれて困ったことありませんか?

私は思いっきり言葉につまりました…。


「ママ、すごい」って言ってもらうためにも、雛人形の意味や役割についてちょっと知っておきたいですね。


スポンサードリンク

雛飾りの意味は?

雛飾りは、平安時代の宮中の婚礼儀式を表しています。

雛飾りには、お殿様、お姫様のように幸せな結婚ができますようにという願いが込められているんです。

時代、時代の女の子の憧れが形になり、初め一体だったお人形が男女ペアのお内裏様になり、豪華な嫁入り道具が一緒に飾られるようになっていきました。

一般的な七段飾りの場合

  • 一段目:親王
  • 二段目:三人官女
  • 三段目:五人囃子
  • 四段目:随身
  • 五段目:仕丁

この順に、お人形が座っていますね。それぞれのお人形や持ち物にも意味や役割があるんですよ。


お雛さまには関東雛と京雛がある

雛飾りには関東雛と京雛があって、座る位置から持ち物までいろんな違いがあるんです。

京雛では向かって右がお内裏様、関東雛は向かって左側にお内裏様が座ります。古来から左は右よりも格が高いとされ、格が高いお内裏様がお雛様の左、向かって右に座ります。

京雛は古来の慣わしに従っているんですね。


いま最も一般的な関東雛は、西洋の流れを受けた大正天皇が「右の方が上位」という考えを取り入れた影響で、お内裏様の位置はお雛様の右、向かって左になっています。

お顔立ちも、関東雛は目が大きめでふっくらした可愛らしいお顔立ち、京雛は切れ長の目に鼻筋の通った美しいお顔立ちと、地域性が出ているんです。

三人官女や仕丁の持ち物も関東雛と京雛では違うんですよ。それはまた、おって説明しますね。

スポンサードリンク


それぞれのお人形の意味や役割とは?

【親 王】

男雛(お殿様)と女雛(お姫様)のことをいいます。雛飾り全体で行われている結婚式の主役ですね。


男雛が持っているのが、笏(しゃく)。束帯(公家の正装)を着る時、右手に持った細長い板のことです。

女雛が持っているのが、桧扇。礼装の時に持つ扇です。


当時は身分のある女性が顔を見られるのは良くない事だったので、顔を隠すのにも使われました。持ち物ひとつ見ても、おめでたい日だということがわかりますね。


【三人官女】

お姫様おつきの女官が三人官女です。この三人官女、楽器を演奏し、歌を詠み、漢文をたしなみ、家庭教師まで務める多彩な才能を持つ女性達なのです!

昔の女性は結婚すると眉を剃り、お歯黒をつけたんですね。この官女さんは既婚者で、一番年長の官女長なのかもしれません。

この官女さんの持ち物は、関東雛と京雛で違います。関東雛は杯が乗った三宝、京雛は公家が婚礼の際に飾った松竹梅の造花を乗せた嶋台を持っています。


左右の若い女性が持つ金色の銚子は、加之銚子と長柄銚子といいお酒を注ぐ道具です。いまでも結婚式の三々九度で使われていますね。


向かって右から長柄銚子、三宝又は嶋台、加之銚子を持つ女官の順に飾ります。



【五人囃子】
お内裏様とお雛様の結婚式の祭り囃子を演奏している、元服前の貴族の師弟たちです。

ここで目をひければ出世できるかもと一生懸命演奏しているんですよ。髪型もまだおかっぱで、顔立ちにも若さが表現されています。

謡1名、囃子方4名で構成されていて、向かって右から謡、笛、小鼓(こかわ)、大鼓(おおかわ)、太鼓の順に飾ります。


【随身(ずいじん)】

お殿様を守るおつきの男性で右大臣、左大臣と呼ばれています。儀仗の剣、儀仗の弓、矢羽を持っています。

「儀仗(ぎじょう)」とは、儀式に用いる装飾的な武器のことです。結婚式というお祝いの席なので、このように美しい武器を持っているんですね。

左が上座なので、向かって右が年上の左大臣、左が若い右大臣の順に飾ります。

お内裏様はどちらを上座ととるかで関東雛と京雛で並び方がかわりますが、随身はかわりません。


【仕丁(しちょう)】

一番下段に座っているのが、雑用係の仕丁です。外出する時には従者としての役目もするので、日傘や雨傘、履物の台などを持っています。


向かって右から立傘(たてがさ)=先の細い雨傘、沓台(くつだい)、台傘(だいがさ)=先の丸まった日傘の順に飾ります。

京雛では持ち物は、熊手、ちりとり、ほうきにかわります。注目!なのがその表情。

よく見ると怒った顔、泣いた顔、笑った顔をしているんですよ。

三人上戸とも呼ばれ、人生の喜怒哀楽を表現しています。


知ると面白い!雛人形の意味や役割

これだけ知っていれば、絶対お子さんに感心してもらえるはず!!そうじゃなくても意味や役割を知ると、お雛様がまた違って見えて面白いものです。

雛飾りが結婚式を挙げてる場面だったなんて…。

雛人形を早く片付けないとお嫁にいき遅れるっていう所以は、ここにあったんですね。

 - 【慣 習】