お彼岸の墓参りはいつ行けばいいのか? 服装や持ち物はこうする!
2019/05/31
「お彼岸だから、お墓参りに行こうね。」と手を引かれた幼い日、思い起こせばすごく懐かしい想い出です。
両手を合わせて静かにお参りする両親の姿が、子どもながらとても清々しく思えました。
そんなお彼岸が近づいてきましたが、さて7日間あるお彼岸の期間中、いつお墓参りへ行くのが一番いいのか?
よくよく考えてみると、何だかぼんやりと理解しているだけでしかありません。
服装は何を着ていくのか?持ち物などのマナーなどなど、疑問は次々にわいてきます。
そこで今回は、お彼岸のお墓参りの疑問について徹底的に調査してみました!
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お彼岸のお墓参りは、期間中のいつ行けばいいのか?
まずは結論からです。
お墓参りは、お彼岸の期間中であればいつ行っても良いと言われています。
もちろん毎日お墓参りへ行く必要はありません。
7日間の中で、都合のいい一日を選んでお墓参りすれば大丈夫です^^
もちろん毎日お墓参りへ行く必要はありません。
7日間の中で、都合のいい一日を選んでお墓参りすれば大丈夫です^^
お彼岸の期間とは、春分の日・秋分の日それぞれを彼岸の中日として、その前後3日、合計7日間となります。
2019年(令和元年)のお彼岸は、以下のとおりです。
はるか昔にインドから中国、そして朝鮮半島を経て日本に伝わってきた仏教。
いくつもの国を経て日本に伝わってきた仏教ですが、そこには日本独自の習わしや慣習がいくつかあります。
その一つが、「春」と「秋」のお彼岸です。
実は、お彼岸にお墓参りをするのは、日本独自の習わしなのです。
お彼岸のお墓参りは何時に行ってもいいのか?
次に、お参りする時間帯についてですが、特に何時頃にという決まりや慣習はありません。ただお寺にお墓がある場合、お寺が閉まる間際にお参りへ行くのはご迷惑ですから、遅くても夕方になる前の時間帯にはお参りを済ませるようにしたいですね。
午後3時~4時頃までにお墓参りへ行く方が、ゆったりと落ち着いてお参り出来ると言うものです。
お彼岸やお盆のお墓参りにふさわしい服装は?
最近はお墓参りに着ていく服装にもこだわらなくなって、普段着で行く人も多いですよね。実際のところそれで何も問題は無く、お彼岸やお盆のお墓参りの服装には、特に決まり事はありません。
お参りする前にお墓の掃除をすることを考えた場合、逆に普段着の方がいいかも知れませんね^^
女性なら黒のワンピース、男性なら白か淡色系のシャツと暗めの色のスラックスと言うように、略式の礼服をイメージさせる服装の方が、よりお彼岸にはふさわしいでしょう。
特に夫の実家のお墓参り、妻の実家のお墓参りといった場合は、最低でも色味には気をつけて、足元もカジュアルなサンダル履きは避けて、礼儀を感じさせる服装を選んだ方が好印象ですし、お彼岸のお参りに相応しいですね。
お墓参りは何を持っていけばいいのか?
お墓参りに持っていく必要な物を、リストアップしてみました!- 【お供え物】
- 【掃除道具】
- 【生花】
- 【数 珠】
- 【線香・ロウソク・マッチorライター】
おせんべい、羊羹、クッキーなど、日持ちするお菓子が一般的です。
特に決まり事は無いので、故人が好きだった品物をお供えするのも良いですね^^
最近はカラスなど鳥による被害を心配して、お供えを禁止している霊園もあるので、お墓参りへ行く前には確認するようにした方が無難ですね。
スポンジ・タワシ・雑巾・歯ブラシ・ゴミ袋などがあると、お墓周りの掃除に便利です。
お墓の敷地によっては雑草がかなり生えている場合もあるので、小さなシャベルや草刈り鎌(かま)があれば重宝しますよ。
バケツ・ほうき・ちりとりは、霊園に置いてある物を借りられることが多いです。
仏花と言えば、一般的には菊のイメージが強いですよね。
それは、菊が邪気(じゃけ)を祓う(はらう)意味を持ち、日持ちも良いためなんですね^^
基本的に花の種類について決まり事はないので、故人が好きだったお花を用意するのもいいです。
一般的には、白や淡い色が多く選ばれているようです。
一般的には、白や淡い色が多く選ばれているようです。
白百合・胡蝶蘭・トルコキキョウ・カーネーションなど、清楚な印象の花が好まれているみたいです。
※お彼岸にお花を送る場合の種類やマナーは、こちらからどうぞ!
↓ ↓ ↓
≪お彼岸にお供えするお花には決まりがあるのか?≫
※お墓参りの線香の本数・正しいやり方はこちらから!
↓ ↓ ↓
※≪お墓参りで正しい線香の本数や向きはこうする!≫
ライターは風防が付いたものを選ぶと、屋外で火を点けるのに便利です。
かなりゆるやかな風でも、なかなかロウソクやお線香に火が着けられない場合が結構あるものです。
霊園によっては火気を禁止しているところもあるので、これも事前に確認すると万全ですね。
お墓参りの基本的マナーはこうする!
お墓参りに特別なマナーはありませんが、基本的な手順は知っておきたいものですね。【基本的な手順】
- お墓についたら、合掌一礼してから墓地の掃除をする
- 花立てに水を入れ、持参したお花を飾る
- 水鉢に水を注ぐ
- お供えのお菓子や飲み物を半紙を敷いた上に置く
- お線香に火を点け香炉に立てるか、線香皿に横に寝かせて置く
- 【穏やかな気持ちでお参りする】
- 花、線香以外のものを片づける
※この時、お線香の火は手で仰いで(あおいで)消すこと!
その理由は、人間の口は悪行を積みやすく汚れて(けがれて)いるので、仏様に供える火を消すには相応しくないとされています。
その理由は、人間の口は悪行を積みやすく汚れて(けがれて)いるので、仏様に供える火を消すには相応しくないとされています。
故人と縁の深い人から順番に、心静かにお参りします。
墓石に水をかけ、しゃがんで正面に向かい手を合わせましょう。
手に数珠をかけ、胸の前で手を合わせ、目を閉じ、30℃くらい頭を下げます。
霊園によっては、お供え物を持ち帰るよう決めているところもあるので、その場の決まり事に従うよう心掛けましょう。
帰り際に、故人が好きだったお酒を墓石にかける人を時々見かけますが、これをすると墓石が変色したり、シミができる場合があるので控えた方が無難です。
お彼岸にお墓参りに行けない時はどうするか?
お墓が遠くてお参りにいけない、年をとったからお墓に行くのがおっくう・しんどいなど、いろんな理由でお墓参りに行けない場合がありますよね。諸々の事情でどうしてもお墓参りに行けない場合は、お仏壇に手を合わせる、心の中で手を合わせるなど、ご供養する気持ちが伝われば大丈夫なのです。
先ずは、それでご先祖様へ気持ちは伝わると言うものです^^
ご先祖様のご供養でもっとも大切なのは、お参りする「心」ですからね。
お彼岸の基本に立ち返って、太陽が沈む頃に西の空に向かって手を合わせるのも、とっても良いお参りですね。
お彼岸の墓参りはいつ行けばいいのか?【まとめ】
お彼岸のお墓参りの時期や、マナー・持ち物について見てきました。
お墓参りする日は、お彼岸の入りから期間中7日間で、都合のいい一日を選び、いつお参りに行っても良い事。
服装は特に決まり事が無いものの、略式の礼服をイメージさせるような落ち着いた服装の方が、よりお彼岸にはふさわしい事が分かりましたね。
服装は特に決まり事が無いものの、略式の礼服をイメージさせるような落ち着いた服装の方が、よりお彼岸にはふさわしい事が分かりましたね。
そして何よりも、【ご先祖様と故人を大切に想うこころ】それが一番大事なご供養となるのです。
今年のお彼岸も、穏やかな心を持ちながら両手を合わせてお墓参りをし、ご先祖様に感謝の気持ちを送りたいと思います。