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げっぷがよく出るのはなぜ?病気なの?その原因と対策

      2018/07/10

今回は、げっぷがよく出るのはなぜか?という疑問についてです。

飲食の後に出るげっぷは、どうしようもない生理現象ですが、かなり見っともない!本当にかっこ悪いですよね。

マナー違反でもあるので、誰でも「人にバレないように」げっぷをすると思います。

そこで今回は、げっぷがよく出る原因と、げっぷが出ないようにする対策について見て行きましょう。


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げっぷの原因は何か?

では具体的に、げっぷが出る原因は何かを見て行きましょう。

げっぷの原因には、大きく分けて3つの種類があります。

  1. 飲食が原因のもの

  2. 食後などに出るげっぷで、健康に問題のないものです。

    • 食事と一緒に空気を飲み込んだ場合

    • 炭酸を飲んだ場合

    • ガスが発生しやすい食事や咀嚼をした場合

  3. 胃の機能低下が原因のもの

  4. 胃がむかむかするときに出るげっぷ。胃が弱っていたり、機能低下している時のものです。

    • 胃腸の機能低下によりガスが多く発生した場合

    • 胃の内容物の排出が遅れ、胃の中でガスが発生しやすくなった場合

    • 胃酸が逆流した場合

    • 胃周辺の筋肉が弱くなったり、胃自体や食道括約筋の異常、筋力低下が起こった場合

  5. 病気が原因のもの

    • 胃の内容物が十二指腸へ移動するのを妨げる「幽門狭窄症」の場合

    • 胃のアトニー、胃下垂

    • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎で胸焼けした場合

    • 腹圧上昇による「食道裂孔ヘルニア」の場合

    • 肝臓など他の臓器の影響の場合
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げっぷとは、そもそも何か?

げっぷは、食べたり飲んだりした後に出るものですが、胃がムカムカしている時や吐き気を感じている場合にも出るものです。

この両方のげっぷは、果たして同じ性質のものなのでしょうか?

ちなみに、「げっぷの定義」はこうなっています。

「げっぷとは、胃の中に溜まったガスや空気が口から排出されること」


実は胃の中には、ある程度の空気が入っているのが通常モードです。

胃と食道の境目には、胃の中の空気を逆流しにくくするための筋肉があります。この筋肉の働きで、普段は胃の中の空気が口から出てこないのですね。


でも、胃の内圧が高まると、その逆流しにくくするための筋肉がゆるんでしまい、その結果食道へ空気が漏れてしまうのです。

この食道へ漏れた空気が口から排出されるのが「げっぷの正体」です。



そしてもうひとつ。ガスが排出されるげっぷもあります。

胃腸の消化活動では、「ガスが生成される」のが正しい働きです。

これは、通常はオナラとして排泄されるものなのですが、胃の中にガスが溜まり、「それが食道へと漏れてしまう」と げっぷになるんですね。

そう言えば、「げっぷの臭いがいやに臭いなぁ」と感じた事が、今までに何度もありました。あれは、胃の中でガスが生成されていたのですね。

胃腸の内部でガスが生成されるのが胃腸の正常な動きです

「気にした方がいい」げっぷ・「気にしなくていい」げっぷ

胃の機能低下や病気が原因でもげっぷが出ると分かると、ちょっと不安になってしまいますよね。

病気が原因なのか、単純に飲食が原因なのかを見分けるには、
  • げっぷはいつ出るか
  • 胃に痛みがあるかどうか
この2つを基準にすると良いそうです。


食後すぐに出て、それ以外のときには出ないげっぷであれば、それは飲食が原因のもの。気にしなくていいげっぷですね。

食後に限らず、しょっちゅう出る場合には、 胃の機能低下や病気を疑わなければいけません。


しょっちゅうげっぷが出るうえに、胃に痛みがある場合には、胃炎や胃潰瘍の可能性も出てきます。

「食後すぐにげっぷが出てそれ以外のときに出ない」という以外の、「イレギュラーなげっぷが出る場合」には、迷わず病院へ行きましょう!

イレギュラーで変則的なげっぷなら迷わず病院へ行こう


げっぷが沢山出るなら「呑気症」にご注意!

胃腸を含む内臓に病気がない場合でも、げっぷが多く出る場合があります。

「呑気症(どんきしょう)」ですね。

呑気症とは、大量の空気を飲み込んでしまい、食道や胃腸に空気が余分に溜まってしまう症状のことです。


呑気症になると、げっぷだけでなくオナラがたくさん出たり、胃の膨満感や胃痛が出る場合もあります。緊張したりストレスを感じたとき、ゴクっとツバを飲み込むことがありますよね。


このとき、ツバだけでなく口の中の空気も一緒に飲み込んでいるのですが、この動作を頻繁に行ってしまうことで、大量の空気が体の中に入ってしまうのが呑気症の原因と言われています。


また、歯を噛みしめてしまった場合にも、唾液がノドへと流れやすくなり、その都度空気と一緒に唾液を飲み込んでしまって、大量の空気が体の中に入ってしまいます


普通、人間はリラックスしている時には歯をかみ合わせていないもの。歯を噛みしめるのは、ストレスを感じているときや重いものを運んでいるとき、 うつむいた姿勢になったときなどです。


このように必ずしもストレスが原因というわけではありませんが、空気を飲み込んでしまう動作の多くは緊張や重圧を長時間感じている場合に起こりがち。


仕事中につい肩に力が入ってしまっているなんてのは良くあることで、デスクワークで肩こりになる人もとっても多いですよね。


ストレスには要注意!それは万病の元にも

ここからも分かるように、人は知らず知らずのうちに ストレスがかかっているものなんです。

呑気症でげっぷをたくさんすると、逆流性食道炎になってしまうこともあります。

できるだけリラックスするタイミングを作って、空気を飲み込みすぎないように気を付けることが大切ですね。

げっぷと一口に言っても、原因は病気の可能性もかなりあることが分かりました。

食後以外でもげっぷが治まらない場合は、必ず早めに病院へ行きましょう!

 - 【健康・美容】