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目がかすむ・ぼやけるのは病気なのか?4つの原因を探る!

      2017/01/22

「今日は何だか目がぼやけるなぁ」「なんでこんなに目がかすむんだろう?」

こんな経験されたこと、ありませんか? 私の場合、最近とくに目がかすむので目薬が手放せません。

おそらく仕事での疲れ目と寝不足が原因なんだろうと、私のように目薬程度でそのまま現状放置しておく方が多いのではないでしょうか。


そこで今回は、病気が原因で目がかすむ、目がぼやける症状が出る場合について詳しく調べてみました。

その目のかすみや、ぼやける症状、もしかすると病気の前兆かも知れませんよ?!

詳しく調べてみたところ、主に4つの病気の可能性があるという事が分かりました。では早速、本題に行きましょう。


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1.白内障の場合

白内障は、目の中でレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁ってくる病気です。

白内障のうち、約7割は「老人性白内障」という加齢に伴うもの。残り3割には、放射線や糖尿病によるものなどがあります。


老人性白内障は、水晶体の中のタンパク質が加齢のために濁ったり、堅くなったりすることが原因です。

早い場合は40歳代から始まり、80歳代ではほとんどの人に現れる病気ですが、ゆっくりと進行するうえに初期の段階ではほとんど症状がないため、早い段階で気付くのが難しい病気です。


白内障の症状が進むと、視界全体が白っぽくかすんで見えたり、まぶしく感じるようになったりします。ヘッドライトがこれまでよりまぶしく感じたら白内障の可能性があるので早めに眼科で診察を受けたほうが賢明です。

ヘッドライトがよりまぶしく感じたら白内障の可能性あり(画像はイメージです)

白内障の治療では、初期であれば目薬で進行を遅らせることが可能です。
発見が遅くなると手術をする以外は方法が無くなるので、なるべく早めに症状を見つけることが重要です。


初期症状として視力の低下もあるため、近視だと思って眼科を受診したら白内障だった、ということもよくあるようです。

定期的に眼科検診を受けながら、見え方に少しでも違和感があった場合には早めに病院で診察を受けましょう!


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2.緑内障の場合

緑内障は、日本の失明原因の第1位。

眼圧が高くなったせいで視神経が圧迫され、視野が欠けたり狭くなったりする病気です。

もう少し詳しく説明すると、目の中を循環することで眼球の圧力を保っている「房水」が、その経路に目詰まりが起こると循環しなくなってしまいます。
すると、眼圧が高くなって、眼球の後ろ側にある視神経を圧迫するため、視野に影響が出る状態となるのです。


少しずつ見える範囲が狭くなっていくのが症状の特長で、目の疲れやかすみの他、電灯や街頭の明かり(光)の周りに虹がかかって見える場合もあります。

目詰まりを起こす場所によっては、目の痛みや充血、頭痛や吐き気などの症状が出ることもありますが、急性でない限り病状はゆっくりと進行します。

眼圧を下げることで進行を防いだり、遅らせたりする治療が一般的で、目薬や飲み薬で眼圧をコントロールします。また、目詰まりを起こした部分を治して房水が循環するように、日帰りのレーザー手術や外科手術で治療する場合もあります。


一度見えなくなってしまった部分の視野を戻すことは難しいですが、早い段階で発見・治療することで症状の進行を遅らせることが可能になるようです。

少しでも目がかすむ・目がぼやける症状など視野に異常を感じたら、すぐに眼科に行くことはもちろん、定期検診でごく初期のうちに異常を見つけられるよう心掛けましょう。

緑内障は明かりの周りに虹がかかって見える時があります(画像はイメージです)


3.ぶどう膜炎の場合

ぶどう膜炎は、眼球の中に炎症細胞ができる病気の総称です。

水晶体の前にある「前房」と、水晶体の後ろにある「硝子体」に炎症細胞が増えるせいで、視界がかすみがかったようになったり、小虫が飛んでいるように見えたり(飛蚊症)、まぶしく感じたりします。

そのほかにも視力が落ちたり、目の痛みや充血などの症状も出るようです。


ぶどう膜炎には、炎症細胞ができる原因となる別の病気があることがほとんどで、多いのはサルコイドーシス、フォークト小柳原田病、ベーチェット病だと言われていますが、実は原因となる疾患が不明の場合も多くあるのが現状です。


原因疾患が分かっている場合には、その疾患に対する治療が行われますが、原因疾患の根治が難しい場合や原因が分からない場合も多く、大体のぶどう膜炎では炎症を抑えるための治療が行われます。

具体的には目薬や目の周りへの注射が主な治療法ですが、場合によってはステロイド薬などの投与も行われます。

いずれにせよ、ぶどう膜炎は失明する可能性もある重篤な病気です。少しでも症状を感じた場合は、極力早めに眼科を受診されて下さい。

ぶどう膜炎は失明する可能性もあるので注意が必要です(画像はイメージです)


4.糖尿病網膜症の場合

血糖値が高い状態が続く病気である、「糖尿病」。詳しくまでは知らないまでも、多くの人が病名を知っている病気ですね。

糖尿病になると、様々な合併症を起こしやすくなります。特に、三大合併症といわれている部位は、腎臓・神経・目


「糖尿病網膜症」は、糖尿病の合併症で網膜の血管が変形したり詰まったりすることで出血してしまう病気です。

初期段階では自覚症状がほとんど無いため、自力で気付くことは難しいようですが、この時点ですでに毛細血管が盛り上がってコブが出来ていたり、小さな出血が起こっています。

少し進行すると目がかすむ程度の自覚症状が出ることが多く、より進行すると飛蚊症急激な視力低下が症状として出てきます。


初期段階であれば、血糖値のコントロールをうまく出来ると症状が改善することもありますが、進行すればするほど手術が必要となり、さらに手術をしても視力が戻らない場合もある怖い病気です。

糖尿病網膜症は、糖尿病の場合には起こりやすい病気ですが、初期段階での自覚症状がほとんどない合併症なので、糖尿病になったら定期的に眼科検診を受け、早期に発見できるようにすることが何より重要です。

糖尿病網膜症は網膜の血管が変形などして出血します

5.病気ではない場合

以上、4つの病気について書きましたが、そもそも目がかすむのが病気ではない場合ももちろんあります。

たとえば、下記のようなケースですね。

  • 寝不足
  • 仕事による過労
  • パソコンやスマホの見すぎ
  • コンタクトレンズのつけすぎ
 
特に仕事で一日中パソコンを使う必要がある方や、仕事以外でも知らず知らずのうちにスマホをずっと見続けていた場合などには、目の疲労も相当なものになります。

適度に目を休ませてあげる配慮が、とても大切です。誰のためでもない、自分自身のためです!


視界の異常を感じたなら急いで眼科へ!

目がぼやける・目がかすむ疾患を4つご紹介しました。

目のかすみ程度の症状ならば、多くの方が経験されていると思われますが、仕事疲れや目の中の汚れだろうと軽く考えて、市販の目薬で済ませる場合がほとんどだと思います。

視野におかしいところがあると言うことは、実は重篤な病気の前兆である可能性があるのですね。


どんな疾患であっても、早期発見・早期治療が何よりも重要なことです。少しでも目がぼやける等、視野に違和感があった場合には、迷うことなく早急に眼科で診察を受けましょう。


※上記の記事内容は、臨床の第一線で活躍する医師による医療Webメディア「Medical Note」サイトを参照しています。

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