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西宮えびす「福男選び」2023年は開催!十日えびすとは何?その由来と今宮神社の福娘

      2022/12/02

正月にゆっくりとテレビを見ていながら、「そういえば福男を決めるのっていつやるんだっけ?」と、ふとした疑問が湧いてきました。

神社の外門が開くのを待ち構える大勢の男性たちが、いっせいに猛ダッシュで境内の中を駆け抜けていく!あの迫力満点な行事です。

毎年正月明けの頃にニュースで見ている記憶があったので調べてみたところ、あれは「十日えびす」という行事の一環の恒例イベントだったんですね。

そこで今回は、この「十日えびす(戎)」とは何か?その由来について徹底調査してみました。

福娘と福男選びについてもご紹介していますよ~

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西宮えびす「福男選び」2023年は開催決定!

例年、兵庫県の西宮神社で行われている「福男選び」

2023年はウイルス感染対策を行ったうえで実施することに決定!

ただ参加者を1500人から1200人へ減らし、福男が決まった後に行われる鏡開きは取りやめという事です。
  ↓  ↓
≪詳細はこちらから/西宮神社公式HP≫

早朝に男衆たちが本殿目指して一斉に猛ダッシュ!神社境内を駆け抜ける正月恒例の光景です。

今年正月明けと昨年は、新型コロナウイルスの拡大防止対策として自粛、残念ながら2年連続で中止でした。

3年ぶりにあの豪快な猛ダッシュが見られるのですから、今から楽しみですね。

開門神事の福男選びは、ダッシュ自体もお参りとみなされる引用https://nishinomiya-ebisu.jp/tookaebisu/kaimonshinji.html


「今宮えびす」の福娘と「西宮神社」の福男とは?

十日えびすのお祭りは、大阪の「今宮えびす神社」と兵庫県の「西宮神社が有名で、両者ともに大変なにぎわいを見せます。

商売の神様であるエビス様に≪商売繁盛≫を祈願するお祭りと言うのは、両者ともに同じです。

お祀り(おまつり)している神社の境内で、この1年の商売繁盛を願って縁起物の「笹」を買い求めます。

この笹には、別に「吉兆」と呼ばれる縁起物を購入して、笹自体に色々付けるのが慣習になっているんですよ^^

吉兆には、米俵・鯛・小判・大福帳・小槌・あわびのし・銭袋・扇子などがあり、これらの中から自分の祈願したい内容によって選ぶという仕組みなんですね。

ちなみに大阪の十日戎が開催される『今宮戎神社』では、【福娘】と呼ばれる、選ばれた女性が笹をくれたり吉兆を笹に付けてくれるようです。

余談ですが、美人ぞろいですよ~^^

今宮戎神社では福娘が笹をくれたり吉兆を笹に付けてくれる
冒頭に書いたように、猛ダッシュした順位で今年の【福男】を決める恒例行事は、兵庫県の『西宮神社』で、毎年1月10日に行われています。

この行事、正式名は≪開門神事(かいもんしんじ)福男選び≫

10日の午前6時に表大門(おもてだいもん)が開かれると同時にスタート!
外で待ち構えていた男衆たちが、我先にと本殿までの230m離れた境内を一番目指して猛ダッシュします!

ちなみに、この猛ダッシュ自体が「走り参り」と言われ「お参り」とみなされるそうです。

全国的にも珍しいこのイベントは、西宮えびす独特の行事であり、江戸時代のころから始まったと言い伝えられているようです。

猛ダッシュレースの結果、1番から3番までがその年の【福男】として認定され、認定証のほかに御神像・副賞・特別の半被(はっぴ)が授与されます。

3名の福男の皆さん、正月早々縁起が良いですね!

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十日えびす(十日戎)とは何?

十日戎とは、七福神のひとりである【えびす様】をおまつりする行事で、毎年1月に下記のとおり3日間開催される祭礼です。
  • 前日1月9日:前戎(まええびす)
  • 1月10日:本戎(ほんえびす)
  • 翌日11日:残り戎(のこりえびす)
七福神の中で、片手に鯛、もう片方に釣り竿を持って満面の笑みを浮かべている神様ですね。

釣り竿を持っているくらいですから、漁業の神様であり、【商売の神様】そして【福の神様】として全国的に有名です。

関西地区では、通称「えべっさん」と親しみを込めて呼ばれている大変有名なお祭りで、特に大阪の今宮戎(えびす)神社で行われる十日戎では3日間の参拝客合計が、実に「100万人」という凄さ!

関東地区、たとえば東京では「えびす様」のなじみが薄く、その数もわずかしか無いようですが、関西では京都府や兵庫県では200社を超える戎神社(えびすじんじゃ)があるようです。

えびす様は、商売の神様、福の神様として有名です。

十日えびす(十日戎)の由来!

この十日えびす、今をさかのぼること豊臣の時代には始まっていたと言う、大変な歴史と伝統ある恒例行事なんですね。

豊臣時代には、一般庶民の『えびす様信仰』は既に厚い信仰があり、町自体が徐々に発展し活気を呈していったのも、この豊臣時代あたりからだそうです。

そして江戸時代には、大阪は商業の町として繁栄と栄華を誇り、商売人たちのよりどころとなる神様として今宮戎神社が信仰の中心となったのです。

そのような経緯から、関西地区ではお正月明けの十日えびすが、大変なにぎわいを見せて盛り上がるんですね^^
訪問客数が3日間で100万人を誇るのも、うなずけます。

そんな十日えびすですが、えびす神社に参拝する方の多くが「威勢のよい掛け声と共に売られていく縁起物」を買い求めに訪れています。

次は、そのご紹介です!

「商売繁盛!笹もってこい!」



十日えびすと言えば、何と言ってもこの掛け声!

掛け声と言うよりも、「お囃子(おはやし)」ですね。

陽気でテンションの上がるお囃子(おはやし)、聞いているだけでワクワクしてくる感じで、いかにも商人の町大阪らしい雰囲気がいっぱい!

ところで、なぜに「笹」持ってこい・・なのか?

日本では元来、笹の大元である「竹」はたとえ真冬でも青々とした幹と枝を備え、常に青々とした葉をつけ、真っ直ぐ天に向かって伸びる姿に「いのち」そのもの、「いのち」を生み出し続ける神秘的な対象として「竹」をとらえていたようです。

たとえば、竹取物語に登場するかぐや姫は、竹から生まれてきますよね。

その時代には、既に竹は神秘の象徴だったわけです。

笹は、神道における神聖な象徴として選ばれたものです
ですから、竹の幹から派生している「笹」は、冬の風雪にも耐えられる=商売での逆境や苦難にも耐え得る「いのち」そのものの象徴でもあるのです。
笹は、神道における神聖な象徴として選ばれたものと考えられます。

その笹に、吉兆と呼ばれる縁起物を付けて、参拝客に威勢の良い掛け声と共に売ります。

その時の掛け声が、「商売繁盛!笹もってこい!」なんですね^^

十日えびすで売られているこれらの縁起物は、「海の幸」「山の幸」「野の幸」をそれぞれ象徴したもので、どんな商売にせよこの1年が活気に満ちて繁盛するように!との大阪の商売人魂が込められているのです。

十日えびすのまとめ

十日えびすとは、通称「えべっさん」と呼ばれている、七福神のひとりである【えびす様】をおまつりするお祭です。

毎年、1月10日を本戎(ほんえびす)としてその前日1月9日を前戎(まええびす)、翌日11日を残り戎(のこりえびす)として、3日間開催される商売繁盛を祈念する行事が≪十日えびす≫です。

大阪の「今宮戎(えびす)神社」と兵庫県の「西宮神社」が有名で、毎年大変にぎわいます!

えびす様の由来は、遠く豊臣の時代には始まっていたと言うことですから、十日戎は大変に由緒ある伝統行事なのですね。

個人的には、西宮神社の早朝6時から開始される猛ダッシュ参拝!に、ぜひ一度はトライしてみたいと思いました^^

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