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十日えびすとは何?その由来と今宮神社の福娘・西宮えびすの福男選び!

      2016/12/10

正月にゆっくりとテレビを見ていながら、「そういえば福男を決めるのっていつやるんだっけ?」と、ふとした疑問が湧いてきました。

お寺の外門が開くのを待ち構える大勢の男性たちが、いっせいに猛ダッシュで境内の中を駆け抜けていく!あの元気いっぱいな行事です。


毎年正月明けの頃にニュースで見ている記憶があったので調べてみたところ、あれは「十日えびす」という行事の一環の恒例イベントだったんですね。

そこで今回は、この「十日えびす(戎)」とは何か?その由来について徹底調査してみました。福娘と福男選びについてもご紹介しています。


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十日えびす(十日戎)とは何なのか?

七福神のひとりである「えびす様」をお祭りする行事で、毎年1月に下記のとおり3日間開催される祭礼です。

  • 1月10日:本戎(ほんえびす)
  • 前日1月9日:前戎(まええびす)
  • 翌日11日:残り戎(のこりえびす)

七福神の中で、片手に鯛、もう片方に釣り竿を持って満面の笑みを浮かべている神様ですね。釣り竿を持っているくらいでうすから、漁業の神様であり、商売の神様そして福の神様として有名です。


関西地区では、通称「えべっさん」と親しみを込めて呼ばれている大変有名なお祭りで、特に大阪の今宮神社で行われる十日戎では3日間の参拝客合計が、実に100万人というすごさ!


関東地区たとえば東京ではえびす様のなじみが薄く、その数もわずかしか無いようですが、関西では京都府や兵庫県では200社を超える戎神社(えびすじんじゃ)があるようです。


十日えびす(十日戎)の由来はこうです!

この十日えびす、今をさかのぼること豊臣の時代には始まっていたと言う、歴史と伝統ある恒例行事なんですね。

豊臣時代には、一般庶民のえびす様信仰はすでに厚いものがあり、街自体が徐々に発展し活気を呈していったのもこの時代あたりからだそうです。


そして江戸時代には、大阪は商業の町として繁栄を誇り、商売人たちのよりどころとなる神様として今宮戎神社が信仰の中心となったのです。

そのような経緯から、関西地区では、お正月明けの十日えびすが大変なにぎわいを見せて盛り上がるんですね^^
訪問数100万人を誇るのも、うなずけます。

そんな十日えびすですが、えびす神社に参拝する方の多くが「威勢のよい掛け声と共に売られていく縁起物」を買い求めに訪れています。

次はそのご紹介です。


「商売繁盛!笹もってこい!」


引用:商売繁盛で笹もってこい.MOVイタクラヒロコ

十日えびすと言えば、この掛け声!

掛け声と言うよりも、お囃子(おはやし)ですね。陽気でテンションの上がるお囃子(おはやし)、聞いているだけでワクワクしてくる感じです♪


ところで、なぜに「笹」なのか?

日本では元来、笹の大元である「竹」はたとえ真冬でも青々とした幹と枝を備え、常に青々とした葉をつけ、真っ直ぐ天に向かって伸びる姿に「いのち」そのもの、「いのち」を生み出し続ける神秘的な対象として「竹」をとらえていたようです。

たとえば、竹取物語に登場するかぐや姫は、竹から生まれてきますよね。その時代には、既に竹は神秘の象徴だったわけです。


なので、竹の幹から派生している「笹」は、冬の風雪にも耐えられる=商売での逆境や苦難にも耐え得る「いのち」そのものの象徴でもあり、神道における神聖な象徴として選ばれたものと考えられます。

その笹に、吉兆と呼ばれる縁起物を付けて、参拝客に威勢の好い掛け声と共に売ります。その時の掛け声が、「商売繁盛!笹もってこい!」なんです。


十日えびすで売られているこれらの縁起物は、海の幸・山の幸・野の幸をそれぞれ象徴したもので、どんな商売にせよこの1年が繁盛するようにとの大阪の商売人魂が込められているのです。

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「今宮えびす」の福娘と「西宮神社」の福男とは?

十日えびすのお祭りは、大阪の「今宮えびす神社」と兵庫県の「西宮神社」が有名で、大変なにぎわいを見せます。
商売の神様であるエビス様に「商売繁盛」を祈願するお祭りというのは、両者ともに同じです。


お祀り(おまつり)している神社の境内で、この1年の商売繁盛を願って縁起物の「笹」を買い求めます。

この笹には、別に「吉兆」と呼ばれる縁起物を購入して、笹自体に色々付けるのが慣習になっています。

吉兆には、米俵・鯛・小判・大福帳・小槌・あわびのし・銭袋・扇子などがあり、これらの中から自分の祈願したい内容によって選ぶという仕組みなんですね。

ちなみに大阪の十日戎が開催される「今宮戎神社」では、「福娘」と呼ばれる選ばれた女性が笹をくれたり吉兆を笹に付けてくれるようです。余談ですが、美人ぞろいです^^


冒頭に書いた猛ダッシュで今年の「福男」を決める恒例行事は、兵庫県の「西宮神社」で毎年10日に行われています。

この行事、正式名は「開門神事(かいもんしんじ)福男選び」
午前6時に表大門が開かれると、外で待ち構えていた男衆たちが一番を目指して猛ダッシュします!ちなみに、この「猛ダッシュ」自体も「お参り」とみなされるそうです。

全国的にも珍しいこのイベントは、西宮えびす独特の行事であり江戸時代のころから始まったと言い伝えられているようです。


猛ダッシュレースの結果、1番から3番までがその年の「福男」として認定され、認定証のほかに御神像・副賞・特別の半被(はっぴ)が授与されます。3名の福男の皆さん、正月早々縁起が良いですね!


十日えびすのまとめ

通称「えべっさん」と呼ばれている十日えびすのお祭。

1月10日を本戎(ほんえびす)としてその前日1月9日を前戎(まええびす)、翌日11日を残り戎(のこりえびす)として、3日間開催される商売繁盛を祈念する行事が十日えびすだと分かりました。

その由来は、遠く豊臣の時代には始まっていたと言うことですから、十日戎は由緒ある伝統行事なのですね。

個人的には、西宮神社の早朝6時から開始される猛ダッシュ参拝!にぜひ一度はトライしてみたいと思いました^^

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