ひな人形は、いつまでに誰が買うべきものなの?
2017/03/11
ところで、ひな人形っていつまでに買うべきなのか、誰が買うべきなのか知ってますか?
今回は、そのあたりのしきたりについてまとめました♪
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ひな人形、いつまでに買うのが正解?
女の子の初節句は3月3日、ひな祭りの日ですね。つまり女の子が生まれたら、ひな祭りの日までにひな人形を用意しないといけません。ちなみに上でも書いたように、ひな人形は元々は「よりしろ」。
持ち主の悪いものを全部背負ってくれるものなので、1人に1セットが原則です!
お母さんのお下がりはNGなので要注意ですよ~!
ひな人形を出すのは立春から2月中旬とされているので、節分が終わったら出すのがベスト!
ということは、2月4日に飾れるタイミングで購入する必要がありますね。
人形の業者の配送も、2月4日に間に合うように1月下旬から始まるので、それまでに予約・購入できればOK。
ただし、人気のひな人形はだいぶ前から予約しないと売り切れてしまう場合もあります!
気に入ったひな人形をゲットするためには、遅くとも1月上旬には予約完了できるようにしたいですね。
ひな人形、誰が買えばいい?
一般的なしきたりでは、ひな人形や五月人形、かぶと飾りなどの節句の飾り物は、母方の実家(婿入りした場合は父方の実家)が購入することになっています。でも、ひな人形は高価なものも多いし、そもそも父方の実家だってかわいい孫のために、節句の飾り物を贈りたい気持ちはありますよね。
だから最近では絶対に母方の実家!ってわけでもなく、両家が半額ずつ出し合ったりすることも多くなっています。まずは両実家に相談してみるのがよさそうですね。
ひな人形ってそもそも何?
ひな祭りは、元々は平安時代頃から行われていた厄払い。「ひとがた」を作って、自分の罪やけがれを託して川に流す儀式を行っていました。
これは「流しびな」といって、今でもあちこちで行われている行事です。
引用:京都・下鴨神社ひな祭り「流し雛」2012年3月3日/hellohellostadio/https://www.youtube.com/watch?v=Kp4QhHSE6rY
その後、「流しびな」が貴族の子どもたちの「人形遊び(ひいなあそび)」とくっついて、3月3日に人形遊びをするようになりました。
「ひな人形」の名前の由来はここからですね。
江戸時代に豪華な人形が作られるようになると、男女のセットを「おひなさま」と呼んで3月3日に飾り、女性が健康に過ごせますようにと願うようになりました。
さらに時間が経つと、女の子の誕生を祝い、成長と幸せを願う風習になっていきました。これが現在にも家庭で行われている「ひな祭り」の行事です。
つまり、ひな人形は元々は「よりしろ」。悪いものを全部持って行ってくれるものだったんですね。
流しびなは京都の下鴨神社で行われるのが有名ですが、都内でも目黒川で行われていたり、探してみるとあちこちで開催されるイベントになっています。
おうちのおひな様を飾ったら、流しびなに参加して穢れを流してみるのも良いですね!