それ教えて!

「それが知りたい」あなたの疑問をサクッと解決!

【恵方巻きを無言で食べる】なぜ?話すのダメ?方角はどこ向くの?

      2024/02/04

さて、今年も節分が近づいてきましたね。

早いもので、今年で早くも6回めの令和の節分です!
そして節分と言えば、『豆まき』に『恵方巻き』ですね!

恵方巻きは節分に食べると縁起が良いと言われています。

別称【太巻き】とも言い、大阪地区を発祥の起源として、今では全国的に行われる食習慣となりました。

小さなお子様がいらっしゃるご家族の場合は、ご両親も一緒に豆まきをするお宅も多いでしょう。
※【関連記事】節分豆まきの由来には意外な事実があった!


豆まきと一緒に、恵方巻も召し上がるご家族が随分増えてきたようですが、
なぜ恵方巻きを『無言で食べる』のか
その理由はよくご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、恵方巻きを【無言で食べる理由】と【正しい食べ方】について詳しく解説していきましょう。

スポンサーリンク

無言で食べる本当の理由とは

食べる最中に一言も話さない本当の理由は、こうです。

恵方巻は、幸運が令和5年の吉方角である【東北東】の方向から巻き寿司の中を通り、その食べた人の口から身体に入ると言われています。

そのため【幸運の通り道に邪魔が入らないよう、食べている間は無言でいなければならない】と言われています。

食べている途中で話してしまうと、せっかく入ってきた幸運が逃げてしまうのです!

なるほど、やっと手に入れたラッキーが逃げてしまってはいけませんね。

令和6年、今年恵方巻きを食べる方角は【東北東】です。

今年の節分には「東北東」より正確には「東北東やや東」を向いて、超ラッキーな運勢をガッチリ手中に収めましょう!

でも、「やや東」って・・分かります?
なんだか微妙ですね。。

でも大丈夫です!
スマホに【方角コンパスのアプリ】を入れるといいですよ。

スポンサーリンク


恵方巻を食べる方角は?

まずはその年の恵方/今年の方角【東北東】(神様がいらっしゃる恵方)を向き、食べ始めてからは食べている間はよそ見をせずに、その方向だけを見ること。

おしゃべりせずに、食べ終わるまでは無言で静かに黙って食べる

上品に切り分けたりせず、一本そのままガブリとかぶりついて、一気に食べてしまうのが一番良いのです。

途中で休んだりしてしまうと、せっかくのご利益が無くなってしまうのですよ!


食べる前には、一度ゆっくりと深呼吸をしてから、一気に食べてしまうようにして下さい。

この「一気に食べること」がとても大事なので、小さなお子さん等には少し細めや小さめの物のほうが安心ですね^^

とにかく、食べる時はノドにつめないよう充分に気を付けて下さい。

特に小さなお子様が食べる時には、ご家族の方がしっかりと見守ってあげて下さいね。

恵方巻きは食べ終わるまで無言で静かに食べるのです。

恵方巻きの雑学あれこれ

恵方巻きを食べる時の暗黙ルールが分かりましたね。
  1. 恵方巻きを食べるときは、おしゃべりせずに無言で食べる
  2. 丸ごと食べ終わるまでは黙って静かにしながら一気に食べること!

そもそも、恵方巻きの【恵方】とは【吉方】とも書き、その年の干支によって定められ、最も良いとされる方角を言い表します。

日本では古来より、恵方の方角には歳徳神【としとくじん=その年の福をもつ神様】がいると言い伝えられています。

大和の国日本では、縁起の良い方角に神様がいらっしゃるのですね^^

なぜ「にぎり寿司」ではないのか?

これも素朴な疑問ですが、なぜ恵方巻きは「にぎり寿司」ではなくて【巻き寿司】なのか?

巻き寿司である理由は、【福を巻き込む】との意味合いから来ています。

巻く具材は、縁起の良い七福神にちなんで 7種類の具材を使うわけです。

だからこそ、恵方巻きで【福】が呼び込めるのです!

一気に食べるならば、なおのこと太巻きより「にぎり寿司」の方が食べやすいですし、何貫でもガンガンいけます(笑)。

ちょっと欲張りな発想かもですが、素朴な疑問として頭に浮かぶのは私だけではないのでは?


それはさておき、握りではなく手巻き寿司なのは、きちんと理由があったのですね^^

良い事が起こる福をグルグル巻きにして、幸運パワーアップしていたのです!

恵方とはその年の干支によって定められ最も良い方角の事

恵方巻きの発祥はいつから?

結論から言うと、実は恵方巻きの発祥については、いまだ明確には分かっていないようです。

そんな中で最も濃厚な発祥説は、大阪の「船場」という地域で始まったという説。

船場は大阪の町人文化の中心地で、現在でも伝統的な問屋街がたくさんある商人の町です。

この町のとある海苔屋さんが、昭和に入ってから海苔の販売促進のために手巻き寿司を宣伝したという説が元のようです。


ただ、既にそれ以前から大阪の花街では「お新香巻き」を食べる習慣があったようで、それをモデルにして太巻きを食べる食習慣を作ったと推測出来ます。


何だかんだと言っても、さすがは商人の街大阪ですね。

このように海苔の販売促進が目的で宣伝したのが恵方巻きのルーツとの説が濃いようです。

恵方巻は、幸運が今年の方角から巻き寿司の中を通り体に入る

恵方巻きを全国に広めたのは誰?

この大阪の食習慣・商習慣が全国に広まったのは、実はコンビニの販売によるところが大きいようです。

セブンイレブンでは、1989年に恵方巻きの販売を一部の地域で開始し、1998年から全国展開を始めました。

この全国展開によって、関西地区のみだった慣習が関東地方でも【節分に恵方巻きを食べる】習慣が広まり普及定着したのです。


ただ実際は、一番最初に節分用の太巻き寿司を販売したのはファミリーマートなんですって。

意外と知らない方が多いかも知れませんが、1983年に関西地区で販売が始まったようです。ファミマさん、恵方巻きの先駆者だったんですね。


今や全てのコンビニ、そして全国のスーパーマーケットで積極的に販売されている恵方巻きですが、

恵方巻きを最初に販売したのはファミリーマート⇒全国に広めたのはセブンイレブン

そういう事だったのです。

ちょとした豆知識でした^^

恵方巻きは食べ終わるまで話してはいけません。

【まとめ】無言で食べて幸運ゲット!

恵方巻は、幸せが「令和5年の吉方角である【東北東のやや東】」の方向からやって来て巻き寿司の中を通り、口から身体に入るとされています。

なので【幸せの通り道に邪魔が入らないよう】、食べ終わるまでは無言で一気に食べなければばならないのです。

食べている途中で話したり休憩したりすると、せっかく手巻き寿司から入ってきた幸運が逃げてしまうから、でしたね。

節分が訪れると恵方巻きを食べて、今年の幸せを願う食慣習。その起源は、大阪のとある海苔屋さんによる販売促進でした。

今ではコンビニやスーパーのし烈な商戦も相まって、恵方巻きはすっかり全国津々浦々まで定着しています。


それにしても手巻きの中を幸運が通っていて、直接口に入ってきてくれるなんて、イメージすると結構スリリング!
そして美味しく頂きながら幸せになれるなら一石二鳥、すごく縁起がいいですね^^

恵方巻をいただく時には、心の持ち方に気を配りながらも、ご利益をたっぷり頂こうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 - 【慣 習】, 【節分・豆まき】